吾八

倶楽部亀坪

亀和田武✕坪内祐三『倶楽部亀坪』、扶桑社、二〇〇九年七月三十日初版第一刷発行初出 『en-taxi』Vol.8-19(小社刊)構成 皆川秀(一~三回)、仲本有希子(四~十二回)、橋本倫史(プロローグ、エピローグ)撮影 石川徹(下記以外)、松山泰三(四回)、砂…

坪内祐三/テレビもあるでよ

『サンデー毎日』連載 (16.06.26)/久しぶりで「笑点」を三週続けて見た (16.07.03)/〝ブースカ〟が待ち遠しい、でも今から〝ブーロス〟が不安だ (16.07.10)/AKB48総選挙の生中継を見ながら飲む酒はうまい (16.07.17)/元千葉ロッテの投手中後なかうしろに…

坪内祐三の今月この一冊

『月刊Hanada』連載 16.06 重政隆文『映画の本の本Ⅱ』 16.07 宮田昇『小尾俊人の戦後 みすず書房出発の頃』 16.08 常盤新平『翻訳出版編集後記』 16.09 宮永正隆『ビートルズ来日学』 16.10 小檜山博『人生という夢』 16.11 横尾忠則『千夜一夜日記』 16.12 …

坪内祐三「この文章がすごい!」「この文章に学べ!」

「伝説の人・青山二郎」の目を活写する山本夏彦の観察が鋭い*1 坪内祐三さんが選んだベスト5 Ⓐ 雲の影・貧乏の説 幸田露伴 講談社文芸文庫 講談社 Ⓑ 私の岩波物語 山本夏彦 単行本 文藝春秋 Ⓒ 青山二郎の眼 別冊太陽 平凡社 Ⓓ 日本の言論界はなぜ喧嘩がない…

坪内祐三の美術批評 眼は行動する

『週刊ポスト』連載 001(12.03.16)/関東大震災後のバラックを装飾した「考現学の祖」今和次郎──今和次郎 採集講義展 002(12.03.23)/「隅田川に消えた」藤牧義夫の浅草的モダニズム──生誕100年 藤牧義夫展 003(12.03.30)/美術評論家・石子順造の「キッチュ…

坪内祐三/『本の雑誌』

1991年01月 角川文庫のアメリカ文学が僕の大学だった*1 1992年04月 新刊本をチェックしに古本屋へ 1996年10月 特集 坪内祐三ロング・インタビュー 1997年04月 坪内祐三の読書日記*2 1997年10月 明治文化が一冊でわかる労作 1998年12月 猪瀬氏にお答えする 19…

近・現代史を知る500の良書

「識者100人アンケート もう歴史は怖くない 近・現代史を知る500の良書」(『諸君!』2001年7月号) 坪内祐三(評論家) ①結城禮一郎『旧幕新撰組の結城無二三』(中公文庫)②生方敏郎『明治大正見聞史』(中公文庫)③永井荷風『断腸亭日乗』(岩波書店)④『…

坪内祐三が選ぶ「明治を面白く知るための30冊」

(『小説トリッパー』1998秋季号, pp.132-139) 1 まず「土地カン」を得るために 柳田國男『明治大正史世相篇』(講談社学術文庫) 加藤秀俊/前田愛『明治メディア考』(中公文庫) 生方敏郎『明治大正見聞史』(中公文庫) 内田魯庵『思い出す人々』(岩波…

呉智英・坪内祐三が選んだ〔戦後論壇この50冊〕

(『諸君!』1997年11月号, pp.210-222) 著者/書名初刊行年版元・刊行形態 山田宗陸『危険な思想家』昭和40年光文社 本田秋五『物語戦後文学史』昭和41年岩波同時代ライブラリー(上中下) 福田恆存『一匹と九十九匹と』昭和22年文藝春秋(福田恆存全集1巻…

坪内祐三/私の東京物語

2015年4月から始まった東京新聞の平日朝刊最終面のリレー連載エッセー「私の東京物語」は全10話連載して次の筆者にリレーしていく体裁である。下記は坪内祐三が2017年5月23日から6月5日まで担当したさいのタイトル一覧である。 最初の記憶は初台*1 玉電松原*…

坪内祐三/あの頃のこと

毎日新聞で2012年4月から2013年3月まで毎月一回日曜日に連載された「日本の分岐点 40年前」は「40年前の検証から現在を問いなおす」という趣旨の企画記事である。『一九七二──「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』という著書を持つ坪内祐三はこの企…

文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」(2002〜2018)

坪内祐三と福田和也が2002年から2018年まで週刊誌『SPA!』で行っていた連載対談の表題一覧である。★は単行本未収録を示す。脚注は単行本収録時の改題を示す。VOL.024は飛ばされたため欠落していると思われる。 単行本化第①弾『暴論・これでいいのだ!』から…

坪内祐三/証言・あの日この日

1997年から1999年にかけて講談社より刊行された週刊YEAR BOOK『日録20世紀』の1997年2月18日発行通巻1号から1997年12月23日発行通巻42号まで、坪内祐三が各号に2篇ずつ全42回(全84篇)連載した「証言・あの日この日」は、著名人(主に著述家)の著作(主に…

坪内祐三/日記から 50人、50の「その時」

坪内祐三が二〇〇五年四月三日から二〇〇六年四月二日まで、二〇〇六年一月一日および二月二六日の休載を除き、毎日新聞に毎週日曜日に連載した「日記から 50人、50の『その時』」全五十一回の各回表題は下記のごとくである。 夏目漱石──社会の変動を鋭く感…

坪内祐三「年刊文庫番」(1999〜2019)

一九九九年度〈文庫本〉日本一トーナメント(pp.38-43) 「文庫本を狙え!」で扱いこぼしてしまった今年のスペシャル本(pp.30-33) この一年の岩波文庫の新刊の迫力を見よ!(pp.10-13) 年刊文庫番 私が今年出会った文庫本あれこれ(pp.28-31) 年刊文庫番…

「そもそもエッセイとは、・・・」

林真理子+坪内祐三「マリコのゲストコレクション 769」*1 林 ほんとにセレブですね。講談社エッセイ賞の選考会のときに、坪内さんが「エッセーというのは、僕とか酒井順子さんのような中流の者が書くものだよ」と言ったの、私、覚えてますよ。坪内 うそ。そ…

「Tさん」とは誰か

坪内祐三「長編随筆 あんなことこんなこと 第11回 赤瀬川原平さんのこと」*1に下の記述がある。 次の『エンタクシー』の連載はどなたのことですか、と田中編集長に尋ねられた(いつの間にかこの連載は長文の追悼になってしまっていた)。 〔…〕次回の連載はT…

坪内祐三の読書アンケート

一九九七年読書アンケート*1 『月の輪書林古書目録10 特集★美的浮浪者・竹中労』 一九九九年読書アンケート*2 鶴見太郎『柳田国男とその弟子たち 民俗学を学ぶマルクス主義者』 高橋英夫『京都で、本さがし』 梁木靖弘『渚のモダニズム 〈夏の感性〉としての…

週刊誌メモ

『週刊現代』10月5日号「リレー読書日記」/「変りゆく東京の街並み──。かつて﹅﹅﹅の五輪前に漂っていた「気配」は消えてしまうのか」 今号で坪内祐三の「リレー読書日記」最終回。 別役実『東京放浪記』(平凡社) 泉麻人『東京いつもの喫茶店 散歩の途中…

坪内祐三「エッセイストになるための文庫本一〇〇冊」

(初出:『小説トリッパー』1995年夏季号) まずは岩波文庫 『枕草子』 『方丈記』 『徒然草』 夏目漱石『硝子戸の中』 島崎藤村『千曲川のスケッチ』 『寺田寅彦随筆集』 『中勘助随筆集』 内田百輭『冥途・旅順入城式』 ホフマンスタール『チャンドス卿の…

坪内祐三「小さな社会人大学 中公文庫の一〇〇冊」

(初出:『ノーサイド』1994年12月号) 夢かうつつか幻の中公文庫の50冊 この人の本をもう一冊 松崎天民『東京の女』 生方敏郎『食後談笑』 吉野作造『閑談の閑談』 木村毅『日本実業家列伝』 宇野浩二『文学的散歩』(大正版) 親本は中央公論社刊 坪内逍遙…

坪内祐三「私のすすめる文春文庫10選」

『CREA』2013年5月号 山本夏彦『私の岩波物語』 村上春樹『意味がなければスイングはない』 小林信彦『日本橋バビロン』 野坂昭如『文壇』 小林秀雄『考えるヒント』 東海林さだお『ショージ君のにっぽん拝見』 尾辻克彦『父が消えた』 丸谷才一『樹影譚』 …

坪内祐三「戦後論壇の巨人たち」

坪内祐三が『諸君! 』1996年7月号から1998年6月号まで2年に渡り24回連載した「戦後論壇の巨人たち」は1回当たり2400字(400字詰め原稿用紙6枚)のエッセイである。このエッセイは単行本に収録されていないので、題を列挙。*1 第一回 福田恆存(『諸君! 』199…

坪内祐三のベスト3(1996〜2018)

(掲載誌:『本の雑誌』1月号) 1996年度私のベスト3 小林信彦『和菓子屋の息子 ある自伝的試み』 谷沢永一『雑書放蕩記』 矢野誠一『戸板康二の歳月』 1997年度私のベスト3 出口裕弘『澁澤龍彥の手紙』 種村季弘『徘徊老人の夏』 高平哲郎『銀座の学校』 19…

明治入門ブックリスト

中野翠さんの明治入門ブックリスト ●内田魯庵『新編 思い出す人々』(岩波文庫)●前田愛『幻景の明治』(朝日選書)●石光真人・編著『ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書』(中公新書)●伊藤整『日本文壇史』全18巻(講談社文芸文庫)●鏑木清方『明治の東…

坪内祐三「経堂の本屋で「風の歌を聴け」を立ち読みした。とても新しい小説だと思った。大学2年生だった。」

Part 3「ハルキの次に読む本、聴く音楽、はじめる仕事。」 西村賢太『どうで死ぬ身の一踊り』(講談社文庫) 小林信彦『袋小路の休日』(講談社文芸文庫) 中原昌也『名もなき孤児たちの墓』(新潮社) レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』(ハヤカワ・…

坪内祐三「私の好きな文庫本でしか読めない文庫本らしい文庫本十選」

安藤鶴夫『ごぶ・ゆるね』(旺文社文庫) 植草甚一『植草甚一ジャズ・エッセイ1 バップ時代のジャズ・レヴォリューション』(河出文庫) 森茉莉『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』(ちくま文庫) 小林信彦『日本の喜劇人』(新潮文庫) 色川武大『寄席放…

坪内祐三「本の中の不思議なことば」

『家庭画報』2010年1〜12月号 一月 あとみよそわか 幸田文『父・こんなこと』 二月 ごぶ・ゆるね 安藤鶴夫『ごぶ・ゆるね』 三月 貧乏サヴァラン 森茉莉『貧乏サヴァラン』 四月 眼の引越 青山二郎『眼の引越』 五月 一年三百日 草野心平『口福無限』 六月 …

週刊誌メモ

『週刊現代』10月9日号「わが人生最高の10冊」/坪内祐三「10回以上読んでも「発見と驚き」が尽きない作品たち。」 山口昌男『本の神話学』(中公文庫) 谷沢永一『紙つぶて 自作自注最終版』(文藝春秋) 種村季弘『書物漫遊記』(ちくま文庫) 植草甚一『…

文庫本を狙え!(1996〜2020)

『文庫本を狙え!』(ちくま文庫、2016.8)収録 第1回(1996.8.29)~第18回(1996.12.26) 高見澤潤子『のらくろ ひとりぼっち 夫・田河水泡と共に歩んで』(光人社NF文庫) 山口瞳『江分利満氏の華麗な生活』(角川文庫) 篠田鉱造『明治百話(上・下)』(岩…