宮崎哲弥の食漫全席

(『SAPIO』2014年10月号〜2019年1・2月号)

  • 1皿目/主体性なし! 究極のアンチ食マン──『いいなりゴハン』(森繁拓真
  • 2皿目/鳩に鹿に蛇まで! 〝脳が喜ぶ〟猟師食マン──『山賊ダイアリー』(岡木健太郎
  • 3皿目/食マンきってのダーティーヒーロー登場!──『「鉄鋼のジャン!」シリーズ』(西条真二
  • 4皿目/「正義の人斬り」素浪人が食らう握り飯──『けずり武士ぶし』(湯浅ヒトシ)*1
  • 5皿目/クールな美少女がラーメンを前に豹変!──『ラーメン大好き小泉さん』(鳴見なる
  • 6皿目/人は忘れるために食べるのか──『忘却のサチコ』(阿部潤
  • 7皿目/料理を〝武器〟にヤクザと闘う──『至福の暴対レシピ』(西条真二
  • 8皿目/ご当地食マンの新境地──『はらへりあらたの京都めし』(魚田南)
  • 9皿目/熟年オヤジの人生を彩る「常食」──『漫画版 野武士のグルメ』(原作 久住昌之 画 土山しげる
  • 10皿目/これだけは、買い損じちゃいけない──『思い出食堂』(少年画報社・奇数月発行)
  • 11皿目/まるで落語の如き味わいの鰻食漫──『う』(ラズウェル細木
  • 12皿目/ダメ料理人や似非食通には制裁を!──『怒りのグルメ』(土山しげる
  • 13皿目/ドラゴンや大コウモリやスライムの料理とは!?──『ダンジョン飯』(九井諒子
  • 14皿目/極限状態で湧き上がる食の喜び──『戦争めし』(魚乃目三太)
  • 15皿目/ディープでソウルフルな大阪人とナニワめし──『ナニワめし暮らし』(はたのさとし)
  • 16皿目/「美食」でも「常食」でもない、何気ない食事──『孤独のグルメ』(久住昌之原作、谷口ジロー作画)
  • 17皿目/これは、ほとんどホラーだ──『ゴハンスキー』(清野とおる
  • 18皿目/大食いマンガの世界に「新星」登場!──『フードファイタータベル』(うすた京介
  • 19皿目/ゴレンジャーの「カレーシーン」も登場──『カレー大好き!』
  • 20皿目/「こだわり」なる煩悩の実相を暴き出す──『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』(清野とおる
  • 21皿目/食マンガ界重鎮の原点はここにあり──『喧嘩ラーメン』(土山しげる
  • 22皿目/リスの肉団子鍋から始まるアイヌ伝統食──『ゴールデンカムイ』(野田サトル
  • 23皿目/どこまで細かくなっていくんだ!──『本日のバーガー』(才谷ウメタロウ、花形怜)
  • 24皿目/あなたの思い出の味を再現します──『思い出の味 大陸食堂』(西村ミツル、吉開寛二)
  • 25皿目/温かいご飯が人を癒やし、人々の心を通わせる──『しあわせのひなた食堂』(魚乃目三太)
  • 26皿目/夏子は団塊の世代の男の夢だ──『夏子の酒』(尾瀬あきら
  • 27皿目/如何物好きの女性はなぜ美形なのか──『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』(ぽんとごたんだ)
  • 28皿目/バーテンダーは人生を癒し潤す──『バーテンダー à Tokyo』(城アラキ加治佐修
  • 29皿目/食とエロの見事な合体!──『不倫食堂』(山口譲司
  • 30皿目/板前修業の厳しさと喜びを活写──『味いちもんめ 世界の中の和食』(作画/倉田よしみ 原案/あべ善太 シナリオ/花形怜)
  • 31皿目/公営ギャンブル場でしか味わえない旨いもの──『ばくばく! バクチごはん』(原作/島田英次郎 漫画/高橋コウ)
  • 32皿目/寺門ジモン曰く「焼き肉は〝戦い〟だ」──『ネイチャージモン』(寺門ジモン/原作 刃森尊/漫画)
  • 33皿目/生を繋ぐだけの苦役としての食とは?──『鬱ごはん』(施川ユウキ
  • 34皿目/幸薄不健康OLを救う精進料理──『サチのお寺ごはん』(かねもりあやみ著 久住昌之・原案協力 青江覚峰・監修)
  • 35皿目/世界の軍人が戦場で食らうメシ──『マンガ 世界のミリメシ』(ミリメシ研究会)
  • 36皿目/対局中の食事は盤外戦の一部である──『将棋めし』(松本渚著 将棋監修/広瀬章人
  • 37皿目/かつての前衛サブカルは大衆食堂と相性抜群──『食の軍師』(泉昌之
  • 38皿目/「飯が食える」から兵隊になった時代──『めしあげ!! 〜明治陸軍糧食物語〜』(清澄炯一著、考証協力・軍事法規研究会)
  • 39皿目/感動と恐怖の震えが止まらない父の料理を目指せ──『鉄鍋のジャン!! 2nd』(西条真二著)
  • 40皿目/ワニがウサギを連れて「B級グルメ」を食べ歩く!?──『ワニ男爵』(岡田卓也
  • 41皿目/裏社会にラーメンを絡ませた〝スピンオフ食マン〟──『闇金ウシジマくん外伝──らーめん滑皮さん』(真鍋昌平 原作/山崎童々 漫画/小学館
  • 42皿目/天才料理人が極める「中華料理の果ての果て」──『中華一番! 極』(小川悦司著/講談社
  • 43皿目/噺家と小料理屋、二足の草鞋を穿く男の物語──『噺めし』(魚乃目三太著/日本文芸社
  • 44皿目/魅惑のコンビが紡ぐシャンパーニュの物語──『シャンパーニュ』(城アラキ原作/長友健篩 漫画/集英社
  • 最終皿/これが食マンの〝王道〟の未来か──『ラーメン食いてぇ!』上下巻(林明輝講談社

週刊文春2017年1月5・12日号の巻末グラビア「グルメ漫画を味わい尽くす!」における「宮崎哲弥が太鼓判!絶対ウマいこの三作」であげているのは『しあわせのひなた食堂』『ゴハンスキー』『本日のバーガー』の三作であった。