(11)新書百冊

新書百冊(新潮新書)

プロローグ──父の蔵書にあった宮崎市定の『雍正帝

第一章 自らの意志で新書本を読みはじめた頃

  • 1 三十年の歳月
  • 2 ごく普通の町の本屋で
  • 3 広田弘毅から東京裁判
  • 4 一九七六年という時代
  • コラム・古本で見つけた我が秘蔵の七冊①『戦後マンガ史ノート』石子順造

第二章 新書がどんどん好きになっていった予備校時代

  • 1 赤鉛筆と予備校生
  • 2 受験勉強の一環として
  • 3 自叙伝の宝庫
  • 4 受験科目を変更する
  • コラム・古本で見つけた我が秘蔵の七冊②『去年の雪』矢野峰人

第三章 新書で読んだ読書ガイドと読書法と書斎の話

  • 1 ガイドの編者はキキメの一冊を置く
  • 2 清水幾太郎の教訓
  • 3 量読を目指す
  • 4 教養主義的読書の転換期
  • コラム・古本で見つけた我が秘蔵の七冊③『書斎の中の嗟嘆』日夏耿之介

第四章 講談社現代新書アメリカ文化物は充実していた

  • 1 もっと深く読んでみたい
  • 2 文学からさらに文化へ
  • 3 原書にチャレンジしながら
  • 4 アメリカ留学記読み比べ
  • コラム・古本で見つけた我が秘蔵の七冊④『孤独な娘』N・ウェスト/丸谷才一

第五章 やがて来るニューアカ・ブームを前に

  • 1 新しい知のリーダーの誕生
  • 2 新しい歴史学の登場
  • 3 「週刊本」にポストモダンの時代性
  • 4 現代哲学の流れを知りたい
  • 5 翻訳物のお得本
  • 6 一方ではシブい読書も
  • コラム・古本で見つけた我が秘蔵の七冊⑤『二十世紀の運命』スチュアート・ヒューズ/川上源太郎訳

第六章 作家の書いた新書本とお勧めの伝記物

  • 1 旅行記にして優れたルポルタージュ
  • 2 古本屋で見つけたらぜひ
  • 3 再読で発見する
  • 4 こんな伝記物は有り難い
  • コラム・古本で見つけた我が秘蔵の七冊⑥『教壇生活30年』谷崎精二

第七章 新書で近代日本の文化研究をする

  • 1 カルチュラル・スタディーズの流れ
  • 2 場所経験と人物経験
  • 3 先駆的なヴィジュアル・スタディー
  • 4 神保町デビューから四半世紀の時を経て
  • コラム・古本で見つけた我が秘蔵の七冊⑦『黒いアフリカの歴史』アンリ・ラブレ/山口昌男


あとがき
百冊リスト
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