坪内祐三さんが選んだベスト5
Ⓐ 雲の影・貧乏の説 幸田露伴 講談社文芸文庫 講談社 Ⓑ 私の岩波物語 山本夏彦 単行本 文藝春秋 Ⓒ 青山二郎の眼 別冊太陽 平凡社 Ⓓ 日本の言論界はなぜ喧嘩がないのか 安原顯 別冊宝島EX 達人の論争術 宝島社 Ⓔ 飯沢匡、三木鶏郎、春山行夫死亡記事 朝日新聞10月11日夕刊 朝日新聞社
- 誰がこんなもの···という分野を徹底してマニアックに追求する*2
坪内祐三さんが選んだベスト5
Ⓐ 人生解毒波止場 根本敬 洋泉社 Ⓑ 芸術の慰安夫──赤瀬川原平の冒険(展評) 嵐山光三郎 『美術手帖』4月号 Ⓒ 日本プロレス全史 ベースボール・マガジン社編 同社刊 Ⓓ 大瀧詠一 Song Book Ⅱ 大瀧詠一 ビクター Ⓔ 古書目録 9 月の輪書林
- トゲが混じることで追悼がみごとに完結。追悼号当たり年の傑作から*3
坪内祐三さんが選んだベスト5
Ⓐ 長井勝一追悼特集 『ガロ』3月号、4月号、『コミックボックス』5月号 青林堂、ふゅーじょんぷろだくと Ⓑ 山口瞳追悼特集 『サントリー クォータリー』51号(1996年4月発行) サントリー株式会社 Ⓒ 『回想の澁澤龍彥』
『澁澤龍彥を語る』「澁澤龍彥全集」委員会編
巌谷國士、種村季弘、出口裕弘、松山俊太郎河出書房新社
河出書房新社Ⓓ 「洲之内徹という男」 『ARE』No.6号(1996年8月20日発行) ARE PRESS Ⓔ 「淡島寒月没後七十年」 『彷書月刊』5月号 弘隆社
- 発信者と受信者が明確なリアリティを共有したときに優れた表現が*4
坪内祐三さんの選んだ2つの文章
Ⓐ ネストル・セルパの手紙 朝日新聞4月29日 Ⓑ 酒鬼薔薇聖斗の犯行声明 各紙
- 成熟する時期を迎えてしまえば書ける人はどうしたって書ける*5
翻訳家が神々であった時代 宮田昇 『本の雑誌』
『新潮』1999年2月号*6の「読書大アンケート 私のベスト3」で坪内祐三が挙げているのは宮田昇「翻訳家が神々であった時代」、大村彦次郎「中間小説物語」、大崎正二「雑木林のなかで」の三作で、「九八年にはじまった雑誌連載の中から三作選びました。三作共、私が最近の文学作品から感じ取ることの出来ない