(17)古本的

古本的

Ⅰ 古本的

  • 古本への情熱? 木村毅『青燈随筆』(双雅房・昭和十年)*1
  • 驚き喜んだ木村毅の一冊 木村毅『巴里情痴傳』(千倉書房・昭和六年)*2
  • もうひとつの『文藝春秋』 菊池寛文藝春秋』(金星堂出版「随筆感想叢書」・大正十一年)*3
  • ある時代の芥川賞作家たち 別冊文藝春秋第三十七号』(昭和二十八年十二月二十八日発行)*4
  • 忘れられた立役者・結城禮一郎 結城禮一郎『旧幕新撰組結城無二三』(中公文庫)*5
  • 嬉しい不意打ち『最新金儲談義』 結城禮一郎『最新金儲談義〔1〕〔2〕』(五福堂・昭和六~七年)*6
  • 多くを語るパンフレット 『最新金儲談義』シリーズ内容見本*7
  • 兄が兄なら妹は······ 古屋登世子『女の肖像』(芸能出版・昭和三十七年)*8
  • 小林清親画伝』の不思議 小林清親画伝』(版元不明・戦前)*9
  • ダブリ本に手が出る時 『栅山人小說全集』(半狂堂・昭和六年)*10
  • 泥棒が書いた小説 『栅山人小說全集』(半狂堂・昭和六年)*11
  • 千円で買った『近事画報』 『近事画報』(東京社)*12
  • 明治三十九年の地震予想記事 『近事畫報』(東京社・明治三十九年三月一日号)*13
  • 上野文庫で買った『あまカラ』 『あまカラ』*14 
  • 古き良きジャーナリズムの匂い 『あまカラ』*15 
  • 三百円の掘り出し物 佐々倉航三『随筆集小鹿物語』*16
  • 文人たちの一種病的なところ 佐々倉航三『随筆集小鹿物語』*17
  • 久し振りの江口書店で買った本 岡本一平『かの子の記』(小学館・昭和十七年)*18
  • 三冊目の『明治文壇の人〻』 馬場孤蝶『明治文壇の人〻』(三田文学出版部)*19
  • 中央線沿線らしい古本 私家版『逸見廣選集』(校倉書房*20
  • 河出新書写真篇」というシリーズ 河出新書写真篇23『東京24時間』(昭和三十年)*21
  • 高見順の銀座浅草比較論 高見順『私の小說勉强』(竹村書房・昭和十四年)*22
  • 数年がかりの収穫本 馬渕録太郎『木口木版伝来と余談』(中央公論事業出版・昭和六十年)*23
  • 岡本唐貴の〝この手の本〟 『岡本唐貴画集』*24
  • 国学院大学講師の吉田健一 庄司孝男『吉田健一とティオペペ』(私家版)*25
  • 内田魯庵の若き友人 衛藤利夫『短檠』(満鉄社員会・昭和十五年)*26
  • 普通の月報とはひと味違う 角川書店「昭和文学全集」月報(昭和三十年代)*27
  • 広津和郎の知られざる名著 広津和郎早慶野球年史』(誠文堂十錢文庫・昭和五年)*28
  • 杉山龍丸という人物 杉山龍丸『飢餓を生きる人々』(潮新書・昭和四十八年)*29
  • 横山健堂の短文集 横山健堂『快心錄』(日東堂・大正五年)*30
  • 水上瀧太郎の印象的なエッセイ 水上瀧太郎貝殻追放』(改造文庫 文体社・昭和二十二・三年)*31
  • 上林暁の古本市随筆 上林暁『文と本と旅と』(五月書房・昭和三十四年)*32
  • 吉川英治のちょっといい話 雜司十郎『編輯者の手帖』(蒼生社・昭和二十二年)*33
  • 松たか子のご先祖さんが書いた本 丸木砂土『處女學講座』(文藝春秋社出版部・昭和七年)*34
  • 第一流の回想作家、江見水蔭 江見水蔭『明治文壇逸話』(江水社・昭和九年)*35
  • 国語学者が伝える「名士の面影」 保科孝一『ある国語学者の回想』(朝日新聞社・昭和二十七年)*36
  • 随筆『文体』は一級の歴史資料だった 岩本和三郎編集『随筆集・文体』(文体社)*37
  • 間宮茂輔のことをずっと誤解していた 間宮茂輔『三百人の作家』(五月書房・昭和三十四年)*38
  • 瀧井孝作のデカい本 瀧井孝作志賀直哉對談日誌』(全國書房・昭和二十二年)*39
  • 野口冨士男の一篇に出会えるだけで 『不同調・復活号』(昭和二十二年七月)*40
  • 戸川残花の心ひかれる一節 戸川残花『江戸史蹟』(内外出版協会・明治四十五年)*41
  • 「随筆は苦手」と悩む太宰の随筆 太宰治『もの思う葦』(近代文庫・昭和二十七年)*42
  • 素晴らしい能登の小作家 加能作次郎『このわた集』(大理書房・昭和十六年)*43
  • 一九五二年秋の銀座風景 『アルス・グラフ・一九五二年十月臨時増刊〝銀座〟号』*44
  • 二千五百円で入手した武野藤介 武野藤介『文壇餘白』(健文社・昭和十年)*45
  • 博報堂・瀬木博尚の空白時代が気になる 『瀨木博尙追憶記』(内外通信社博報堂・昭和十五年)*46
  • 初めて見た雑誌『東京』 『東京・創刊号』(東京雜誌社・明治三十六年九月十七日号)*47
  • 〝月の輪〟の見舞いはスペシャルな古本 高井辰三『天下泰平文壇與太物語』(牧民社・大正四年)*48
  • あの﹅﹅斎藤十一の若き日。伊藤整の回想 伊藤整『我が文學生活Ⅲ』(講談社・昭和三十二年)*49


Ⅱ ミステリは嫌いだが古本は好きだからミステリも読んでみた

  • ポケミス686番を探す*50
  • 田中小実昌が「主語なし」で訳した本*51
  • ミステリ嫌いの私が堪能した都筑道夫*52
  • 北沢書店で買った研究書『ハードボイルド』*53
  • 『ブラック・マスク』の世界を探しに*54
  • 蔵書整理中に読みふけってしまった一冊の古雑誌*55
  • 青猫書房の目録で知った新刊ミステリ*56
  • 松山俊太郎さんに導かれ、小栗虫太郎を読みはじめる*57
  • 横溝正史、生誕百年を記念して刊行された二冊*58
  • ポップでキュートでレモンイエロー*59
  • あの『ハイ・シエラ』が本邦初訳*60
  • 〝日本誤解小説〟のディティル*61
  • 古本大学に通うと思わず買ってしまう*62
  • 見かけるたびに買っていた〝卒読書〟*63


あとがき*64

*1:『毎日グラフ・アミューズ』1998年4月22日号

*2:『毎日グラフ・アミューズ』1998年5月13日号

*3:『毎日グラフ・アミューズ』1998年5月27日号

*4:『毎日グラフ・アミューズ』1998年6月10日号

*5:『毎日グラフ・アミューズ』1998年6月24日号

*6:『毎日グラフ・アミューズ』1998年7月8日号

*7:『毎日グラフ・アミューズ』1998年7月22日号

*8:『毎日グラフ・アミューズ』1998年8月12日号

*9:『毎日グラフ・アミューズ』1998年8月26日号

*10:『毎日グラフ・アミューズ』1998年9月9日号

*11:『毎日グラフ・アミューズ』1998年9月23日号

*12:『毎日グラフ・アミューズ』1998年10月14日号

*13:『毎日グラフ・アミューズ』1998年10月28日号

*14:『毎日グラフ・アミューズ』1998年11月11日号

*15:『毎日グラフ・アミューズ』1998年11月25日号

*16:『毎日グラフ・アミューズ』1998年12月9日号

*17:『毎日グラフ・アミューズ』1998年12月23日号

*18:『毎日グラフ・アミューズ』1999年1月13日号

*19:『毎日グラフ・アミューズ』1999年1月27日号

*20:『毎日グラフ・アミューズ』1999年2月10日号

*21:『毎日グラフ・アミューズ』1999年2月24日号

*22:『毎日グラフ・アミューズ』1999年3月10日号

*23:『毎日グラフ・アミューズ』1999年3月24日号

*24:『毎日グラフ・アミューズ』1999年5月12日号

*25:『毎日グラフ・アミューズ』1999年5月26日号

*26:『毎日グラフ・アミューズ』1999年6月9日号

*27:『毎日グラフ・アミューズ』1999年6月23日号

*28:『毎日グラフ・アミューズ』1999年7月14日号

*29:『毎日グラフ・アミューズ』1999年4月14日/4月28日号

*30:『毎日グラフ・アミューズ』1999年8月11日号

*31:『毎日グラフ・アミューズ』1999年9月8日号

*32:『毎日グラフ・アミューズ』1999年10月13日号

*33:『毎日グラフ・アミューズ』1999年11月10日号

*34:『毎日グラフ・アミューズ』1999年12月8日号

*35:『毎日グラフ・アミューズ』2000年1月12日号

*36:『毎日グラフ・アミューズ』2000年2月9日号

*37:『毎日グラフ・アミューズ』2000年3月8日号

*38:『毎日グラフ・アミューズ』2000年4月12日号

*39:『毎日グラフ・アミューズ』2000年5月10日号

*40:『毎日グラフ・アミューズ』2000年6月14日号

*41:『毎日グラフ・アミューズ』2000年7月12日号

*42:『毎日グラフ・アミューズ』2000年8月9日号

*43:『毎日グラフ・アミューズ』2000年9月13日号

*44:『毎日グラフ・アミューズ』2000年10月11日号

*45:『毎日グラフ・アミューズ』2000年11月8日号

*46:『毎日グラフ・アミューズ』2000年12月13日号

*47:『毎日グラフ・アミューズ』2001年1月24日号

*48:『毎日グラフ・アミューズ』2001年2月28日号

*49:『毎日グラフ・アミューズ』2001年3月28日号

*50:『GIALLO』(ジャーロ)2000年秋号

*51:『GIALLO』(ジャーロ)2001年冬号

*52:『GIALLO』(ジャーロ)2001年春号

*53:『GIALLO』(ジャーロ)2001年夏号

*54:『GIALLO』(ジャーロ)2001年秋号

*55:『GIALLO』(ジャーロ)2002年冬号

*56:『GIALLO』(ジャーロ)2002年春号

*57:『GIALLO』(ジャーロ)2002年夏号

*58:『GIALLO』(ジャーロ)2002年秋号

*59:『GIALLO』(ジャーロ)2003年冬号

*60:『GIALLO』(ジャーロ)2003年春号

*61:『GIALLO』(ジャーロ)2003年夏号

*62:『GIALLO』(ジャーロ)2003年秋号

*63:『GIALLO』(ジャーロ)2004年冬号

*64:「私が『ジャーロ』の連載を降りたのは二〇〇三年冬号ですから」とあるけれど、二〇〇四年冬号の間違い。