雑誌メモ

文藝春秋』5月号「人声天語」(191)/「コカインとヘロインの違いをきちんと説明してくれる「専門家」はまったくいない」

週刊文春』3月21日号「文庫本を狙え!」(1019)/横田順彌『快絶壮遊〔天狗倶楽部〕 明治バンカラ交遊録』(ハヤカワ文庫)

快絶壮遊〔天狗倶楽部〕: 明治バンカラ交遊録 (ハヤカワ文庫JA)

週刊文春』3月28日号「文庫本を狙え!」(1020)/木村伊兵衛『僕とライカ 傑作選+エッセイ』(朝日文庫

木村伊兵衛傑作選+エッセイ 『僕とライカ』 (朝日文庫)

週刊文春』4月4日号「文庫本を狙え!」(1021)/野谷文昭編訳『20世紀ラテンアメリカ短篇選』(岩波文庫

20世紀ラテンアメリカ短篇選 (岩波文庫)

週刊文春』4月11日号「文庫本を狙え!」(1022)/出口裕弘辰野隆 日仏の円形広場』(中公文庫)

辰野隆 日仏の円形広場 (中公文庫)

週刊文春』4月18日号「文庫本を狙え!」(1023)/忌野清志郎『忌野旅日記 新装版』(新潮文庫

忌野旅日記 新装版 (新潮文庫)

週刊ポスト』4月5日号「この人に訊け!」/坪内祐三「ブレイクしてもつらぬいた「普通の人」振りを回顧」─群ようこ『この先には、何がある?』(幻冬舎

https://www.news-postseven.com/archives/20190328_1336890.html?DETAIL
https://www.news-postseven.com/archives/20190328_1336890.html/2

週刊文春』3月21日号「宮崎哲弥の時々砲弾」(338)/平成の30冊

  • 私の「平成の五冊」
    【1】永井均『〈子ども〉のための哲学』
    【2】松本史朗『縁起と空 如来蔵思想批判』
    【3】辺見庸『眼の探索』
    【4】高村薫『太陽を曳く馬』
    【5】國分功一郎『中動態の世界 意志と責任の考古学』

 私に平成刊の本邦の経済書から一冊選ばせるなら、迷いなく岩井克人『経済学の宇宙』(日本経済新聞出版社、平成二七年)を推す。岩井氏のパーソナル・ヒストリーと、留学先アメリカの経済学の進程がポリフォニックに描き出される。さらに「言語・法・貨幣」の構造的同一性というホモフォニックな重層性において、経済学を捉え直そうとする壮大な構想が示される。まさに時代性と普遍性が交差する珠玉の読み物といえよう。

経済学の宇宙 (日経ビジネス人文庫)