(37)東京タワーならこう言うぜ

東京タワーならこう言うぜ

Ⅰ これからの雑誌の時代がはじまる
本はみるものである*1
東西南北──歴史を刻む言葉*2
雑誌ジャーナリズムは死なない*3

  • 役割を終えた雑誌
  • 活字でしか味わえない世界
  • 大不況下の総合誌
  • 「知」を支えた人たち
  • 歴史を体感する媒体

人材不足に陥った保守論壇*4
勝手口になっていれば良いのだけれど──『酒中日記』刊行に寄せて*5
「これは楽しい夢」のような雑誌──『波』五百号に寄せて*6
今こそ『ぴあ』が必要だ*7


Ⅱ 本が変わると言うけれど
父が手渡してくれた『ワンダー植草・甚一ランド』*8
記憶の本棚*9
白水社の本を集め揃えた学生時代*10
ちくま学芸文庫の今昔*11
二十五年かけて一冊の本を通読すること──エリアーデ・インタビュー集の翻訳刊行に寄せて*12
小出版社が「あった」、これからもあり続けるだろう*13


Ⅲ 十年ひと昔
未来のための「過去」作り*14
室内室外一九九八

  • コンビニは町並には似合わない*15
  • 映画館のない街には住みたくない*16
  • しげしげスーパーに通ってみて*17
  • 新古本屋で宝さがし*18
  • 太雅堂書店の親父*19
  • 今はなき新刊本屋*20

突然消えてゆく*21
九勝六敗を狙う生き方*22
ロック*23
私が『東京人』編集室で古本特集を作った頃*24


Ⅳ 平成というスピード
平成というスピード*25
今なぜ東京特集なのか*26
私はまた山形に行ってきた*27
あんなことこんなこと 

それからの日本を思う*40


Ⅴ いつも文学は転換期
純文学は滅び行くジャンルなのだろうか*41
昭和八十年に読む『鏡子の家*42
野坂昭如という文壇*43
何も食べない人*44
私は橋本治の影響を受けていないはずだ*45
文学シーン 一九八四*46


Ⅵ ラスト・ワルツ
武田百合子さんへの原稿依頼*47
これから新たな関係が始まろうとする予感がしていたのに*48
私はかつて草森紳一本の全冊揃えをこころざしたことがある*49
見事なダンディズム*50
そんな馬鹿な······*51
谷沢永一さんの思い出、そしてMさんのこと*52


「革命的一九五八年生まれ宣言」──あとがきに代えて

*1:群像 二〇一〇・一〇

*2:朝日新聞二〇一〇・六・一

*3:新潮45 二〇〇九・六

*4:諸君! 二〇〇九・六

*5:本 二〇一〇・三

*6:波 二〇一一・八

*7:新潮45 二〇一一・九

*8:出版ダイジェスト 一九九七・三・一

*9:エンタクシー 二〇〇四・三

*10:白水社九十周年記念パンフレット 二〇〇五

*11:ちくま 二〇〇七・六

*12:新潮 二〇〇九・四

*13:エンタクシー 二〇一一・七

*14:夕刊フジ 一九九八・一・二三

*15:室内 一九九八・二

*16:室内 一九九八・四

*17:室内 一九九八・六

*18:室内 一九九八・八

*19:室内 一九九八・一〇

*20:室内 一九九八・一二

*21:文藝春秋 二〇〇二・六

*22:読売新聞 二〇〇二・四・七

*23:波 二〇〇一・八

*24:東京人 二〇〇六・一

*25:調査情報 二〇〇九・七/八

*26:エンタクシー 二〇〇九・九

*27:エンタクシー 二〇〇九・一二

*28:彷書月刊 二〇〇九・一一

*29:彷書月刊 二〇〇九・一二

*30:彷書月刊 二〇一〇・一

*31:彷書月刊 二〇一〇・二

*32:彷書月刊 二〇一〇・三

*33:彷書月刊 二〇一〇・四

*34:彷書月刊 二〇一〇・五

*35:彷書月刊 二〇一〇・六

*36:彷書月刊 二〇一〇・七

*37:彷書月刊 二〇一〇・八

*38:彷書月刊 二〇一〇・九

*39:彷書月刊 二〇一〇・一〇

*40:エンタクシー 二〇一一・四

*41:エンタクシー 二〇〇七・六

*42:エンタクシー 二〇〇五・一二

*43:ユリイカ 二〇〇五・一二

*44:野坂昭如リターンズ4』・栞 二〇〇三・六

*45:ユリイカ 二〇一〇・六

*46:エンタクシー 二〇一〇・七

*47:文藝別冊・武田百合子 二〇〇四・二

*48:エンタクシー 二〇〇六・三

*49:『あやかり富士──随筆「江戸のデザイン」』・跋文 二〇〇〇

*50:毎日新聞 二〇〇八・四・二三

*51:エンタクシー 二〇〇九・三

*52:新潮 二〇一一・五