- 坪内祐三『東京タワーならこう言うぜ』、幻戯書房、二〇一二年五月八日第一刷発行
装幀 クラフト・エヴィング商會
Ⅰ これからの雑誌の時代がはじまる
本はみるものである*1
東西南北──歴史を刻む言葉*2
雑誌ジャーナリズムは死なない*3
- 役割を終えた雑誌
- 活字でしか味わえない世界
- 大不況下の総合誌
- 「知」を支えた人たち
- 歴史を体感する媒体
人材不足に陥った保守論壇*4
勝手口になっていれば良いのだけれど──『酒中日記』刊行に寄せて*5
「これは楽しい夢」のような雑誌──『波』五百号に寄せて*6
今こそ『ぴあ』が必要だ*7
Ⅱ 本が変わると言うけれど
父が手渡してくれた『ワンダー植草・甚一ランド』*8
記憶の本棚*9
白水社の本を集め揃えた学生時代*10
ちくま学芸文庫の今昔*11
二十五年かけて一冊の本を通読すること──エリアーデ・インタビュー集の翻訳刊行に寄せて*12
小出版社が「あった」、これからもあり続けるだろう*13
Ⅲ 十年ひと昔
未来のための「過去」作り*14
室内室外一九九八突然消えてゆく*21
九勝六敗を狙う生き方*22
ロック*23
私が『東京人』編集室で古本特集を作った頃*24
Ⅳ 平成というスピード
平成というスピード*25
今なぜ東京特集なのか*26
私はまた山形に行ってきた*27
あんなことこんなこと
- 『彷書月刊』のこと①*28
- 『彷書月刊』のこと②*29
- 晶文社のこと①*30
- 晶文社のこと②*31
- 喇嘛舎のこととあごらのこと*32
- 下北沢の大橋新太郎の旧住宅と「すこっと」のこと*33
- 神保町すずらん通り「浅野屋」のこと*34
- 高山宏『ブック・カーニヴァル』のことと「火の子」のこと*35
- 銀座「らどんな」のこと*36
- 最近の校正あるいは校閲のこと*37
- 神保町の「豆の木」のこと*38
- 「信男と昭一 二人の昭和」のこと*39
それからの日本を思う*40
Ⅴ いつも文学は転換期
純文学は滅び行くジャンルなのだろうか*41
昭和八十年に読む『鏡子の家』*42
野坂昭如という文壇*43
何も食べない人*44
私は橋本治の影響を受けていないはずだ*45
文学シーン 一九八四*46
Ⅵ ラスト・ワルツ
武田百合子さんへの原稿依頼*47
これから新たな関係が始まろうとする予感がしていたのに*48
私はかつて草森紳一本の全冊揃えをこころざしたことがある*49
見事なダンディズム*50
そんな馬鹿な······*51
谷沢永一さんの思い出、そしてMさんのこと*52
「革命的一九五八年生まれ宣言」──あとがきに代えて
*1:群像 二〇一〇・一〇
*4:諸君! 二〇〇九・六
*5:本 二〇一〇・三
*6:波 二〇一一・八
*8:出版ダイジェスト 一九九七・三・一
*9:エンタクシー 二〇〇四・三
*11:ちくま 二〇〇七・六
*12:新潮 二〇〇九・四
*13:エンタクシー 二〇一一・七
*15:室内 一九九八・二
*16:室内 一九九八・四
*17:室内 一九九八・六
*18:室内 一九九八・八
*19:室内 一九九八・一〇
*20:室内 一九九八・一二
*22:読売新聞 二〇〇二・四・七
*23:波 二〇〇一・八
*24:東京人 二〇〇六・一
*25:調査情報 二〇〇九・七/八
*26:エンタクシー 二〇〇九・九
*27:エンタクシー 二〇〇九・一二
*40:エンタクシー 二〇一一・四
*41:エンタクシー 二〇〇七・六
*42:エンタクシー 二〇〇五・一二
*46:エンタクシー 二〇一〇・七
*48:エンタクシー 二〇〇六・三
*49:『あやかり富士──随筆「江戸のデザイン」』・跋文 二〇〇〇
*51:エンタクシー 二〇〇九・三
*52:新潮 二〇一一・五