扶桑社から刊行されている福田和也との対談集である『暴論これでいいのだ!』(2004年11月)、『正義はどこにも売ってない』(2008年3月)、『無礼講』(2009年6月)における坪内祐三の著者略歴は全て
と記されている。
同じく扶桑社刊の『風景十二』(2009年10月)の著者略歴では
と記されている。
しかるに、坪内が早稲田大学大学院の英文学専攻の修士課程を修了したのは間違いないのだが、学部では「英文科」あるいは「英文学科」ではない。
たとえば『新書百冊』に
私は、大学二年で専攻に分れる時、オールジャンルの学科の授業に出席出来る人文専攻を選んだ
私は、大学二年で、人文専攻に進んだ。
私は、人文専攻のゼミで『存在と無』をテキストに読まされた。
といった記述があることから分るとおり、学部では第一文学部人文専攻が正しいだろう。ゆえに
としなければならない。