『日本掌編小説秀作選』

雪の篇

林房雄林檎
葛西善蔵おせい
川端康成「夏の靴」
森鴎外「電車の窓」
深田久弥「岳へ吹雪く」
武田泰淳「信念」
長谷川伸「名人巾着切」
正宗白鳥「玉突屋」
井伏鱒二「鯉」
泉鏡花親子そば三人客
佐佐木茂索「或冬の日に」
葉山嘉樹セメント樽の中の手紙
岡本かの子

月の篇

小川未明火を点ず
木々高太郎「秋夜鬼」
島尾敏雄「笛の音」
室生犀星「幻惑」
芥川龍之介尾生の信
伊藤左千夫大雨の前日
長田幹彦「野の宮」
広津和郎「崖」
太宰治満願
小島政二郎「月二回」
長谷川四郎「アイスピックル」
安岡章太郎「サアカスの馬」
齋藤緑雨「おぼえ帳四題」
牧野信一好色夢
樋口一葉琴の音
堀辰雄
大岡昇平「動物」

花の篇

秋山清「死について」
坪田譲治善太と三平
北杜夫「おたまじゃくし」
北尾亀男「或る別れ
里見弴「椿」
池谷信三郎「忠僕
島崎藤村
安部公房「棒」
国木田独歩帽子
平林たい子「西向の監房」
野間宏「二つの花」
夏目漱石夢十夜(第三夜)
梶井基次郎蒼穹
志賀直哉「出来事」
梅崎春生魚の餌
徳田秋声風呂桶
有島武郎潮霧

暦の篇

横光利一幸福の散布
村山知義「脱走少年の手紙」
佐藤春夫「魔女二題」
黒島伝治「その手」
菊池寛世評
鈴木三重吉「黒髪」
中野重治「おどる男」
藤沢桓夫「子供」
斎藤彰吾「みちのく二題」
星新一「友情の杯」
野上弥生子「片足の問題」