週刊誌メモ

週刊ポスト』3月18日号「この人に訊け!」/坪内祐三「三十四歳で夭折した伝説的なマイナーポエット」―山川方夫『目的をもたない意志 山川方夫エッセイ集』(清流出版)

編者・高崎俊夫の「私は、かつて村上春樹の『中国行きのスロウボート』という短編集が刊行された時、山川方夫の再来ではないかと思ったことがある。今では想像し難いかもしれないが、初期の村上春樹には透明で乾いた抒情的なマイナー作家のイメージが漂っていたのである。」に坪内共感。