週刊誌メモ

『SPA!』7月23・30日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」VOL.518/「松坂屋ホテル西洋銀座・・・・・・少しずつ変わる銀座のこと」

p.143から。

坪内 京マチ子は『雨月物語』か。京マチ子ってまだ生きてる? 亡くなったのは森光子だっけ?
福田 森光子は亡くなった。
坪内 同時に亡くならなくてよかったね。京マチ子原節子山田五十鈴と森光子が同時に亡くなったら、森光子の扱いが一番大きくなるんじゃないかと心配してたんだよ。
福田 あの世代でまだご存命なのは、小説家でいえば阿川弘之さん(93歳)〔92歳の間違い〕ぐらいですよね〔大西巨人(93歳)!〕。阿川さん、先月『鮨 そのほか』という本を出したでしょう。ご本人は「70年近い我が文筆生活を締め括る最後の一冊」と言ってたけど、新潮社が頑張っていい本作ったよね。
坪内 新潮社の楠瀬〔啓之〕さん、さすがだよね。自分は表に出ない人だけど、すごい編集者。