『週刊新潮』3月4日号「世間の値打ち」／「高橋三千綱『素浪人心得』に唸る」 高橋三千綱『素浪人心得 自由で愉快な孤高の男の生き方』（講談社）の書評。 『週刊文春』3月4日号「文庫本を狙え！」（610）／阿川弘之『桃の宿』（講談社文芸文庫） 『週刊文春…

『週刊新潮』2月25日号「世間の値打ち」／「完結した『歴代陸軍大将全覧』」 半藤一利、横山恵一、秦郁彦、原剛『歴代陸軍大将全覧 明治篇』『歴代陸軍大将全覧 大正篇』『歴代陸軍大将全覧 昭和篇／満州事変・支那事変期』『歴代陸軍大将全覧 昭和篇／太平…

『ＳＰＡ！』2月16日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ！」」／「住友本社が双葉十三郎を生んだというのは含蓄のある話だね」 『週刊新潮』2月18日号「世間の値打ち」／「難しい『インビクタス』の評価」 クリント・イーストウッド監督『イン…

『週刊新潮』2月11日号「世間の値打ち」／「趙紫陽『極秘回想録』を読む」 趙紫陽『趙紫陽極秘回想録 天安門事件「大弾圧」の舞台裏！』（光文社）の書評。 『週刊文春』2月11日号「文庫本を狙え！」（607）／西村賢太『暗渠の宿』（新潮文庫） 『週刊文春』…

『週刊新潮』2月4日号「世間の値打ち」／「「ブックオフ」に物申す」 『週刊文春』2月4日号「文庫本を狙え！」（606）／かんべむさし『ミラクル三年、柿八年』（小学館文庫） 『週刊文春』2月4日号「宮崎哲弥のDVD教養主義」／「プロレスのもつ本質的な「逆…

『週刊新潮』1月28日号「世間の値打ち」／「ダントツの映画『真幸くあらば』」 御徒町凧監督『真幸くあらば』評。 『週刊文春』1月28日号「文庫本を狙え！」（605）／野口冨士男『作家の手 野口冨士男随筆集』（ウェッジ文庫） 『週刊文春』1月28日号「宮崎…

『週刊新潮』1月21日号「世間の値打ち」／「君知るや文人陶芸家「川喜田半泥子」」 『週刊文春』1月21日号「文庫本を狙え！」（604）／福島正実『未踏の時代 日本SFを築いた男の回想録』（ハヤカワ文庫JA） 『週刊文春』1月21日号「宮崎哲弥のDVD教養主義」…

『週刊新潮』1月14日号「世間の値打ち」／「ジャ・ジャンクー監督が語る映画と中国」 ジャ・ジャンクー『ジャ・ジャンクー「映画」「時代」「中国」を語る 賈樟柯電影手記』（以文社）の書評。 『週刊文春』1月14日号「文庫本を狙え！」（603）／大岡昇平、…

『ＳＰＡ！』11月24日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ！」」／「司馬遼太郎を好きでもいいけど、史実と思って恥をかかぬように」 『週刊新潮』11月26日号「世間の値打ち」／「ポップ鑑賞の「新地平」を拓く１冊」 中山康樹『ビートルズとア…

『週刊新潮』11月19日号「世間の値打ち」／「価値ある「ロミー・シュナイダー」本」 佐々木秀一『ロミー 映画に愛された女─女優ロミー・シュナイダーの生涯』（国書刊行会）の書評。 『週刊文春』11月19日号「文庫本を狙え！」／小島信夫『残光』（新潮文庫…

『週刊新潮』11月12日号「世間の値打ち」／「エコノミストを「格付け」すると」 東谷暁『エコノミストを格付けする』（文春新書）の書評。 『週刊文春』11月12日号「文庫本を狙え！」／ジョージ・オーウェル『一九八四年[新訳版]』（ハヤカワepi文庫） 『週…

『週刊新潮』11月5日号「世間の値打ち」／「君知るや「杉本博司」と「世界文化賞」」 日本発の国際的表彰で最も質の高い部類に属する「世界文化賞」の報道に関して、賞に係わるフジサンケイグループへの対抗心や嫉妬心から、他メディアでの報道が少ないこと…

『週刊新潮』10月29日号「世間の値打ち」／「『ミシュラン京都・大阪版』の値打ち」 『ミシュランガイド京都・大阪 2010 日本語版』（日本ミシュランタイヤ株式会社）の書評。 『週刊文春』10月29日号「文庫本を狙え！」／正岡子規『仰臥漫録』（角川ソフィ…

『週刊新潮』10月22日号「世間の値打ち」／「ＳＥＡＬ隊員が暴く「アフガン」の現実」 マーカス・ラトレル、パトリック・ロビンソン『アフガン、たった一人の生還』（亜紀書房）の書評。 『週刊文春』10月22日号「文庫本を狙え！」／松下竜一『豆腐屋の四季―…

『週刊新潮』10月15日号「世間の値打ち」／「編集者「島地勝彦」の初々しくない「処女作」」 島地勝彦『甘い生活―男はいくつになってもロマンティックで愚か者』（講談社）の書評。 『週刊文春』10月15日号「文庫本を狙え！」／庄野潤三『けい子ちゃんのゆか…

『週刊新潮』10月8日号「世間の値打ち」／「建国60年「中国」変革への期待度」 『週刊文春』10月8日号「文庫本を狙え！」／柴田宵曲『漱石覚え書』（中公文庫） 『週刊文春』10月8日号「仏頂面日記」／「コミュニケーション永続の断念を巡る、二つの物語」 …

『週刊新潮』10月1日号「世間の値打ち」／「「Ｇ２」創刊号の目玉は「柳美里」」 「馬鹿ッ！ なんで、おまえはそんなに馬鹿なんだ！ 頭も悪い！ 性格も悪い！ なんの取柄もないパッパラパーのアホ野郎め！ おまえの頭んなかにはオガ屑しかはいってねーのか！…

『週刊新潮』9月24日号「世間の値打ち」／「『哲学者たちの死に方』に学ぶ」 サイモン・クリッチリー『哲学者たちの死に方』（河出書房新社）の書評。 『週刊文春』9月24日号「文庫本を狙え！」／ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』（光文社古典新訳文庫） 『週…

『ＳＰＡ！』9月15日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ！」」／「大量の素人を抱えた民主党が官僚を牛耳れるのか見ものだね」 『週刊新潮』9月17日号「世間の値打ち」／「『記者風伝』で考える新聞記者の値打ち」 河谷史夫『記者風伝』（朝日…

『週刊新潮』9月10日号「世間の値打ち」／「「閻魔大王」鳩山由紀夫政権は日本を「生かすか」「殺すか」」 『週刊文春』9月10日号「文庫本を狙え！」／食満南北『芝居随想 作者部屋から』（ウェッジ文庫） 『週刊文春』9月10日号「仏頂面日記」／「『狂った…

『週刊新潮』9月3日号「世間の値打ち」／「期待に応えるカメラ「リコーＧＲＤIII」」 『週刊文春』9月3日号「文庫本を狙え！」／大竹聡『中央線で行く東京横断ホッピーマラソン』（ちくま文庫） 『週刊文春』9月3日号「仏頂面日記」／「改めて推奨したい、第…

『週刊新潮』8月27日号「世間の値打ち」／「大人も必読、中高生との「戦争論」」 加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』（朝日出版社）の書評。 『週刊文春』8月27日号「文庫本を狙え！」／赤塚不二夫『週刊文春「ギャグゲリラ」傑作選』（文春文…

『週刊新潮』8月13・20日号「世間の値打ち」／「夏休みに観たい「マーティン・ブレスト」作品」 『週刊文春』8月13・20日号「仏頂面日記」／「『官僚たちの夏』は総選挙に影響を与えるか」

『週刊新潮』8月6日号「世間の値打ち」／「久々に「堅気の大人」が取った芥川賞」 『週刊文春』8月6日号「文庫本を狙え！」／ロバート・J.リフトン『ヒロシマを生き抜く―精神史的考察（上・下）』（岩波現代文庫） 『週刊文春』8月6日号「仏頂面日記」／「７…

『週刊新潮』7月30日号「世間の値打ち」／「映画『ディア・ドクター』に震える」 西川美和監督『ディア・ドクター』の映画評。 『週刊文春』7月30日号「文庫本を狙え！」／小沼丹『村のエトランジェ』（講談社文芸文庫） 『週刊文春』7月30日号「仏頂面日記…

『ＳＰＡ！』7月21日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ！」」／「Ｃ級芸人知事にまですがった自民党のこれからが楽しみだ」 『週刊新潮』7月23日号「世間の値打ち」／「『小沢一郎 虚飾の支配者』の必読度」 松田賢弥『小沢一郎 虚飾の支配者…

『週刊新潮』7月16日号「世間の値打ち」／「伝説の名機「ペンＦ」は復活したか？」 『週刊文春』7月16日号「文庫本を狙え！」／佐藤春夫『小説永井荷風伝 他三篇』（岩波文庫） 『週刊文春』7月16日号「仏頂面日記」／「総選挙前に一読したい一冊」 「初夏の…

『週刊新潮』7月9日号「世間の値打ち」／「「太宰治」人気は、いつまで続くのか？」 『en-taxi』vol.23の鼎談「日本に「アプレ・ゲール」作家は存在しえたのか」 太宰治と檀一雄がいて、太宰はずっと売れている。太宰は自意識の文学の中で一番精巧に出来たも…

『週刊新潮』7月2日号「世間の値打ち」／「"中高年のリアリティ"滲み出る映画『レスラー』」 『週刊文春』7月2日号「文庫本を狙え！」／徳永康元『ブダペストの古本屋』（ちくま文庫） 『週刊文春』7月2日号「仏頂面日記」／「陰謀論という思考形態」 有澤玲…

『週刊新潮』6月25日号「世間の値打ち」／「亡国の「田原総一朗」を斬る」 『週刊文春』6月25日号「文庫本を狙え！」／林達夫『林達夫芸術論集』（講談社文芸文庫） 『週刊文春』6月25日号「仏頂面日記」／「自殺をめぐる二段の構え」