『社会評論』誌上における大西巨人新作インタビュー

●〈インタビュー〉 『神聖喜劇』と現代文学(聞き手・編集部)*1
『社会評論』1979年1月号(19号)〔pp.174-191〕

  • 神聖喜劇』執筆のはじまり
  • 日本軍隊に対する作者の考え
  • 神聖喜劇』題名の由来
  • リアリスティックな民衆の像
  • 時代に即すことと時代を越えること
  • 文学作品の与える感銘
  • 人間の連帯と一人でもやるということ
  • 表現方法上のさまざまな実験
  • 事実を確定することの難しさ
  • 現代の思想状況について

●〈インタビュー〉 文学創造の根本精神 『天路の奈落』とその批評をめぐって(聞き手・編集部 志真一行)
『社会評論』1985年1月号 (51号)〔pp.163-175〕

  • 特定政党の世界を描くこと
  • 党の問題をめぐって
  • 「易きにつく精神」が瀰漫している
  • 私小説」的読み方
  • 専従活動家の生活の問題
  • 自発的自己犠牲を産む思想
  • 講演料の問題
  • 論理性と党派性
  • 菅野昭正、立松和平の批評
  • 小説とは何か

《面談》 『地獄変相奏鳴曲』をめぐって
『社会評論』1988年7月号 (68号)〔pp.68-79〕

  • 成立の事情
  • 私小説」の問題
  • 作意・主題について

〈インタビュー〉 『三位一体の神話』と文学の問題
『社会評論』1992年12月号 (89号)〔pp.111-116〕

《面談》 新作長篇『深淵』をめぐって(聞き手・山口直孝
『社会評論』2004年冬号 (136号)〔pp.128-147〕

  • インターネット上での連載の試み
  • 「歴史偽造の罪」という難問
  • 「おとぎ話」とリアリズムとの相関
  • 表現・形式面での実験
  • 「晩期前半の仕事」の展望

対談=二一世紀の革命と非暴力―新作『縮図・インコ道理教』をめぐって大西巨人武井昭夫
『社会評論』2005年春号 (141号)〔pp.23-41〕

  • 新作がめざしたこと
  • 改憲状況にいかに抗するか
  • 武力革命を超えて
  • ゼネストをめぐる可能性
  • 一九五一年という転換点

〈インタヴュー〉 文学をめぐる複眼的思考の衝撃 大西巨人氏、『地獄篇三部作』を語る(聞き手・山口直孝
『社会評論』2008年冬号 (152号)〔pp.158-168〕

  • 発表までの経緯
  • ジャーナリズム批判のモチーフ
  • 近代文学』派の認識の限界
  • パロディーの挑発カ
  • 大螺狂人と税所篤巳とのつながり
  • 今後の執筆活動について

*1:「面談 長篇小説『神聖喜劇』について」の素材の一つ