週刊誌メモ

週刊新潮』1月22日号「福田和也の闘う時評」/「初の評伝『里見弴伝』」

小谷野敦『里見弴伝―「馬鹿正直」の人生』(中央公論新社)の書評。

週刊文春』1月22日号「文庫本を狙え!」/秋山徳蔵『舌―天皇の料理番が語る奇食珍味』(中公文庫)

週刊文春』1月22号「仏頂面日記」/「給付金政策をしたり顔で批判する連中の腹立たしさ」

給付金政策を批判するマスコミを財務省に洗脳されていると批判する宮崎であるが、クルーグマンに「ノーベル経済学賞受賞者」という形容をかぶせ、その威を借りるのは、マスコミと同じ。ノーベル賞という権威を持ち出せば読者に対して説得力が増すと考えるのは、宮崎の評価する大西巨人云うところの俗情との結託だ。