週刊誌メモ

週刊新潮』3月27日号「へそまがり世間論」第586回/「「醜態」元総理と「明治の総理」を比較する」

週刊文春』3月27日号「文庫本を狙え!」(794)/鬼海弘雄『世間のひと』(ちくま文庫

世間のひと (ちくま文庫)

週刊ポスト』4月4・11日号「この人に訊け!」/坪内祐三種村季弘を思わせる文章で綴る食への思いと様々な出会い」―小川雅魚『潮の騒ぐを聴け』(風媒社)

『SPA!』4月1日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」VOL.545/「皆お世話になったポルノ小説の宇能鴻一郎が純文学で復活」

週刊新潮』4月3日号「へそまがり世間論」第587回/「"先輩"が語る悠仁さま「お茶の水小」通学の"意味"」

慶応高校在学時代の教師について次のように記している。

ロクに出席をとらない先生や、芝居の話ばかりする漢文の先生などがいて──話自体はとても面白かったのですが──驚きましたね。

坪内祐三との対談(『SPA!』2008年7月1日号、『無礼講──酒気帯び時評55選』所収)には次の発言がある。

ワタクシが太宰で思い出すのは──高校1年のときの先生なんだけど、当時『シティロード』って情報誌があったじゃない? あれに演劇評をずっと書いていた先生がいて、いつも二日酔いで来て授業の準備を全然してないから、仕方なく『桜桃』を朗読して、それがすごく良かったね。伝説的に素晴らしい人だった。

「三一致と古典主義──三島由紀夫三谷幸喜──①」(『en-taxi』第32号)には次の記述がある。

 その頃現国の先生に長尾先生って方がいらして、二日酔いできちゃあ、授業しないで、太宰の短編朗読して帰っちゃう、っていう素敵な人でね。
 この先生が、当時『シティ・ロード』で劇評書いてたの。
 杉村春子をタシナメちゃったりして、恐ろしいんだよ。
 つかさんとは仲良かったみたいだけど。つかさんも慶応だったから。
 で、その長尾先生に、江連さんが面白いんですけど、と云ったら、笑ってもらった。

「芝居の話ばかりする漢文の先生」とは「二日酔いで来て」「『桜桃』を朗読して」「帰っちゃう」「長尾先生」のことなのであろう。長尾一雄は1932年生れ、慶応大学国文科卒業、慶応高校教諭・慶応大学講師で演劇評論家である。1998年逝去、享年67。

週刊文春』4月3日号「文庫本を狙え!」(795)/林芙美子『放浪記』(岩波文庫

放浪記 (岩波文庫)

『SPA!』4月8・15日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」VOL.546/「反体制っぽかったタモリだけど32年続くと保守ってことだよね」

週刊新潮』4月10日号「へそまがり世間論」第588回/「私の見た「猪瀬直樹」」

週刊文春』4月10日号「文庫本を狙え!」(796)/アウグスティヌス『告白Ⅰ』(中公文庫)

告白 I (中公文庫)