『大西巨人文選 3 錯節 1977-1985』(みすず書房/1996年12月16日第1刷発行)
1977
- 「解䌫」および「抜錨」
- 二つの書信
- 耐えるべき「長命」として
1979
- 竹田と大塩との関係
1980
- 二つの体制における「特定の条件」抄
- 遼東の豕 抄
- 一 鼻
- 二 藤井真次先生
- 三 一冊の本
- 四 夜の道連れ
- 五 続 夜の道連れ
- 六 ライフワーク
- 七 「巨人」という名
- 八 映画『巨人伝』のこと
- 九 昼の道連れ
- 十 共に墓穴を掘る者
- 十一 不遇な作品
- 十二 行き隠る
- 十三 出歯亀
- 十四 ホール・イン・ワン
- 十五 花落知多少
- 十六 酒を煮る
- 十七 本町通り
- 十八 腹が立つ
- 十九 伊良子清白
- 二十 杉田久女
- 二十一 金子伊昔紅・兜太父子
- 二十二 田能村竹田
- 二十三 言道筆塚
- 二十四 小歌一つ
- 二十五 親不知
- 二十六 人生足別離
- 井蛙雑筆
- 一 「おらぶ」
- 二 暗香疏影
- 三 無学空想
- 四 アサクラ
- 五 秋の田
- 六 遊女妙
- 七 一人称小説
- 八 「運命」という語
- 九 養老院
- 十 「塩垂れる」
- 十一 「無き名」綺談
- 十二 「おらぶ」増補
- 十三 「ウタチイ」
- 十四 「ちふ」
- 十五 『松倉米吉歌集』
- 十六 「雲山草堂図」題語
- 十七 破廉恥漢渡部昇一の面皮を剝ぐ
- 哀果作一首
- 全五巻刊行後三カ月の日に
- 谷崎潤一郎のこと
- 妻
- 指定疾患医療給付と谷崎賞
1981
- 浦瀬白雨
- 指定疾患医療給付と谷崎賞・補説
- 日本の短(掌)篇小説について
- 「本との出会い」という課題で
- 「いつはりも似つきてぞする」
- 「何物かを希求する」の魂
- 大隈言道のこと
- 埼玉県与野
- 一枚の写真から 一 『文化展望』のころ
- 戦争と私 作品の背景
- 戦争犠牲者を出しに使うな・その他 私の『朝日新聞』紙面批評・その一
- 『湘夢遺稿』の「覆刻本の覆刻本」
- 渡部昇一における鉄面皮ぶりの一端
- 「南北朝鮮の帝国主義的統一」への道・その他 私の『朝日新聞』紙面批評・その二
- 「新憲法」は「自前」である・その他 私の『朝日新聞』紙面批評・その三
1982
- 一枚の写真から 二 筑豊炭田の小さな町にて
- 現実と仮構とを峻別せよ・その他 私の『朝日新聞』紙面批評・その四
- カイザーリングのこと
- 批評における科学的精神・その他 私の『朝日新聞』紙面批評・その五
- 「フィクション」のこと
- 「政治屋」的な状況把握
- 一枚の写真から 三 亦楽斎
- 編集者の心得
- 「資本主義の走狗」
- 『ながい旅』読後
- 『羊をめぐる冒険』読後
- 面談 長篇小説『神聖喜劇』について
- 「秋冷」のこと三度目
- わが不行き届き
- 「応召」という語のこと補説
1983
- 恥を恥とも思わぬ恥の上塗り
- 「夭折」について抄
- 一枚の写真から 四 新日本文学会第十一回大会
- いまもむかしも栄える不見識
- 草田男の計報に接して
- 斑鳩小景
- ラスト・シーン
- 空中の鶴
- 勧善懲悪作品待望
1985
- 現代のベートーヴェン
- 「応召」という語のこと再補説
- 解放と克己との兼ね合い
おくがき
巻末対話 倫理の根拠をめぐって(花崎皋平・大西巨人)
単行本収録覚書
大西巨人文選3 月報 1996・12
- 中篇小説『精神の氷点』のこと