【Ⅰ】
小林よしのりと「セコイズム」の運命──サンチョ志願者・浅羽通明に寄す*2
《資料》 『SPA!』編集部ならびに小林よしのり氏に対して、釈明そして/あるいは訂正・謝罪を求める*3
マイノリティ運動の「方向転換」を論ず──筒井康隆『文学部唯野教授』批判、その他*5
なされるべき議論が回避されている──改めて、筒井康隆、岩波書店、『サンデー毎日』に問う*6
闘争という「社交」──「サリン─オウム」・言論・学生運動*8
- 「左翼」と「公安」の結託
- 宗教は「阿片」か
- シンギュラーな「個」
【Ⅱ】「歴史」を捏造する戦後民主主義──アイデンティティー・ポリティクスとイメージ批判*9
- 「事実」を「虚構」と混淆させる手法
- ジャーナリスト的客観性という欺瞞
- 「正しい歴史」を語ってはならない
「文学」という反動性*10
メディアと政治*11
日本の作家は「差別問題」に対応できるのか*12
【Ⅲ】
- まぼろしの連載
- メディアの位置
- どうやって護るか
- 大江を愛する!?
- オレは復活するぞ
- メディアの差異が失われている
- 死んじゃうなんて
- 絓秀実を糾弾せよ
あとがき
初出一覧
- 本書には大西巨人へのインタヴュー「「言論の自由」をめぐる闘争」が収録されているが、大西巨人『五里霧』講談社文芸文庫版所載「年譜」によれば、絓秀実は大西巨人へのインタヴューをそれ以降三度は行っているようである。最初のインタヴュー以外は活字化されていないようなので、活字化を望む。
『「超」言葉狩り論争』書評