二〇〇六年十一月某日~二〇〇七年十二月三十一日
「酒中日記」は『小説現代』のオリジナル連載です*1
二月の終わりはパーティーの季節*2
イキ君は太いシガーを十五分ですいきった*3
ゴールデンウィーク前の金曜日はドライな体で一人パスタを食べる*4
池袋で相撲見ながら飲んだシードルはおいしかったな*5
新宿「猫目」は今一番活気ある文壇バーだ*6
またまた連日「浅野屋」で相撲を見ている*7
ビアサワーって知ってるかい?*8
「猫目」のダブル・ヒコ・ヒコを知ってるかい?*9
十月十八日木曜日午後七時四十五分頃、神保町の改札にいらっしゃったのは大江健三郎先生ではありませんか*10
南伸坊さんの「電球おじさん」を買い逃してしまった*11
J・B様の「品格」にシビれた元旦*12
二〇〇八年一月十六日~二〇〇九年一月一日
九年振りでまた亀和田武さんの誕生日に夜を共に過している*13
伊集院静先生あの時私が脂汗をかいていたのは理由 があります*14
白鵬・朝青龍の横綱相星決戦の時ボノちゃんは靖国神社の奉納プロレスに出ていた*15
私と福田さんは家が近所で毎晩飲み歩いている?*16
大島部屋の旭秀鵬十九歳は今年中にブレークするだろう*17
副都心線のおかげで新宿三丁目まですいすいと*18
ロックフィッシュのハイボールは夏バテに効果あります*19
超ムチムチの松坂慶子が歌う「愛の水中花」にシビれました*20
私たちは京品ホテルを失ないたくありません*21
十月は色々な人と初対面の挨拶を交わした*22
冬はやっばり「よし田」のカキそば関西風*23
二日続けて小沢昭一さんと会えたしあわせ*24
二〇〇九年一月十七日~十月三十日
酒を飲まなくても酒中にいる*25
私は文壇パーティーの終焉の見届け人なのだろうか*26
国会中継よりもオレは琴榎本の幕下初土俵が見たいんだ!*27
永井荷風の命日に「大黒家」でミニカツ丼を食べた*28
二日続けてニュー新橋ビルの地下で相撲中継見ながら焼酎飲んでいる*29
亀和田殿下が出馬あそばされれば女性票の殆どは獲得出来るね*30
今年の名古屋場所もまたアツかった*31
東海林さだおさんの銀座慣れした姿に感動した*32
把瑠都と嵐山光三郎さんの二ショット写真をパネルにして飾りたいね*33
秋はやっぱし芸術の秋だね*34
(30)文庫本玉手箱
- 坪内祐三『
文 庫 本 玉 手 箱 』、文藝春秋、平成二十一年六月十日第一刷
装幀 クラフト・エヴィング商會
2004
エメェ・アンベール/茂森唯士訳『絵で見る幕末日本』 講談社学術文庫*1
猪野健治『興行界の顔役』 ちくま文庫 *2
ニック・ホーンビィ/森田義信訳『ソングブック』 新潮文庫*3
滝沢荘一『名優・滝沢修と激動昭和』 新風舎文庫*4
勝海舟/江藤淳・松浦玲編『海舟語録』 講談社学術文庫*5
吉田健一『旨いものはうまい』 グルメ文庫*6
正岡容『東京恋慕帖』 ちくま学芸文庫*7
山口瞳ほか『山口瞳の入生作法』 新潮文庫*8
ダニエル・L・シャクター/春日井晶子訳『なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか』 日経ビジネス人文庫*9
藤森照信『明治の東京計画』 岩波現代文庫*10
源氏鷄太『わたしの人生案内』 中公文庫*11
佐々木嘉信/産経新聞社編『刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史』 新潮文庫*12
2005
長尾三郎『週刊誌血風録』 講談社文庫*13
折口信夫『かぶき讃』 中公文庫*14
長山靖生『おたくの本懐』 ちくま文庫*15
大西巨人『五里霧』 講談社文芸文庫*16
松尾尊兊『滝川事件』 岩波現代文庫*17
H・P・ラヴクラフト/大瀧啓裕訳『ラヴクラフト全集』7 創元推理文庫*18
春風亭柳昇『与太郎戦記』 ちくま文庫*19
藤田嗣治『腕 一本/巴里の横顔』 講談社文芸文庫*20
ヴィトリーニ/鷲平京子訳『シチリアでの会話』 岩波文庫*21
伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』 新潮文庫*22
別冊宝島編集部編『プロレススキャンダル事件史』 宝島社文庫*23
伊藤昭久『チリ交列伝』 ちくま文庫*24
吉行淳之介編『酒中日記』 中公文庫*25
唐十郎『鉛の兵隊』 en-taxi 第9号付録 扶桑社*26
野坂昭如『文壇』 文春文庫*27
山口昌男『「挫折」の昭和史』上下 岩波現代文庫*28
ヴァレリー・ラルボー/岩崎力訳『幼なごころ』 岩波文庫*29
今柊二『定食バンザイ!』 ちくま文庫*30
海野弘『アール・デコの時代』 中公文庫*31
ハーバート・G・ポンティング/長岡祥三訳『英国人写真家の見た明治日本』 講談社学術文庫*32
F・X・トゥール/東理夫訳『ミリオンダラー・ベイビー』 ハヤカワ文庫*33
森本哲郎『懐かしい「東京」を歩く』 PHP文庫*34
石原吉郎『石原吉郎詩文集』 講談社文芸文庫*35
ユクスキュル、クリサート/日高敏隆・羽田節子訳『生物から見た世界』 岩波文庫*36
堀威夫『わが人生のホリプロ いつだって青春』 小学館文庫*37
吉田満/保坂正康編『「戦艦大和」と戦後』 ちくま学芸文庫*38
アンダーワーカー・サポーター編『裏ハローワーク』 コスモ文庫*39
開高健『巷の美食家』 グルメ文庫*40
海野十三/橋本哲男編『海野十三敗戦日記』 中公文庫*41
村松友視『黒い花びら』 河出文庫*42
角田潤『ヴィンテージアロハシャツ』 枻文庫*43
本多秋五『物語 戦後文学史』上 岩波現代文庫*44
田中小実昌『上陸 田中小実昌初期短篇集』 河出文庫*45
根本圭助編『小松崎茂 昭和の東京』 ちくま文庫*46
奥島貞雄『自民党幹事長室の30年』 中公文庫*47
小林秀雄『小林秀雄対話集』 講談社文芸文庫*48
宮塚利雄『日本焼肉物語』 知恵の森文庫*49
清水勲『漫画が語る明治』 講談社学術文庫*50
山本容朗『文人には食あり』 グルメ文庫*51
花井愛子『ときめきイチゴ時代』 講談社文庫*52
小林信彦『テレビの黄金時代』 文春文庫*53
小山清『日日の麺麭 /風貌』 講談社文芸文庫*54
樋口一葉/関礼子編『樋口一葉 日記・書簡集』 ちくま文庫*55
伊達得夫『詩人たち ユリイカ抄』 平凡社ライブラリー*56
ダニエル・キイス/小尾芙佐訳『アルジャーノン、チャーリイ、そして私』 ハヤカワ文庫*57
芝山幹郎『映画一日一本』 朝日文庫*58
2006
ナンシー関『何はさておき』 角川文庫*59
安藤鶴夫 文/金子桂三 写真『寄席はるあき』 河出文庫*60
矢野誠一『酒場の藝人たち』 文春文庫*61
シーシキン他/田中克彦編訳『ノモンハンの戦い』 岩波現代文庫*62
青山光二『吾妹子 哀し』 新潮文庫*63
鶴見俊輔『回想の人びと』 ちくま文庫*64
江戸川乱歩全集 第29巻『探偵小説四十年(下)』 光文社文庫*65
立原正秋『美食の道』 グルメ文庫*66
読売新聞社会部『拝啓 渥美清様』 中公文庫*67
𠮷田和正『結婚詐欺師クヒオ大佐』 新風舎文庫*68
吉田戦車『吉田自転車』 講談社文庫*69
呉智英『犬儒派だもの』 双葉文庫*70
山口瞳ほか『諸君、これが礼儀作法だ!』 新潮文庫*71
長谷川泰子/村上護編『中原中也との愛』 角川ソフィア文庫*72
ジョルジュ・バタイユ/マリナ・ガレッティ編『聖なる陰謀』 ちくま学芸文庫*73
坪内逍遥『当世書生気質』 岩波文庫*74
澁澤龍彥『太陽王と月の王』 河出文庫*75
松本清張『発想の原点』 双葉文庫*76
森茉莉/小島千加子編『マリアの空想旅行』 ちくま文庫*77
横田順彌編著『鳴呼 !! 明治の日本野球』 平凡社ライブラリー*78
ジョシュア・デイビス/酒井泰介訳『負け組ジョシュアのガチンコ5番勝負!』 ハヤカワ文庫*79
川崎長太郎『もぐら随筆』 講談社文芸文庫*80
高田文夫『笑芸日記 一九九六―二〇〇五』 ちくま文庫*81
トルーマン・カポーティ/佐々田雅子訳『冷血』 新潮文庫*82
杉山正樹『寺山修司・遊戯の人』 河出文庫*83
種村季弘『江戸東京《奇想》徘徊記』 朝日文庫*84
塩山芳明/南陀楼綾繁編『出版業界最底辺日記』 ちくま文庫*85
伊藤整『鳴海仙吉』 岩波文庫*86
安西水丸『大衆食堂へ行こう』 朝日文庫*87
上笙一郎『日本の童画家たち』 平凡社ライブラリー*88
阿川弘之・北杜夫『酔生夢死か、起死回生か。』 新潮文庫*89
遠藤周作『狐狸庵交遊録』 河出文庫*90
カント/中山元訳『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』 光文社古典新訳文庫*91
青山南『短編小説のアメリカ 52講』 平凡社ライブラリー*92
アーサー・ミラー/倉橋健訳『セールスマンの死』 ハヤカワ演劇文庫*93
別冊宝島編集部編『巨人軍タブー事件史』 宝島社文庫*94
ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ/宇野邦一訳『アンチ・オイディプス』 河出文庫*95
ビューヒナー/岩淵達治訳『ヴォイツェク/ダントンの死/レンツ』 岩波文庫*96
庄司薫『狼なんかこわくない』 中公文庫*97
大岡玲編『文芸誌「海」精選対談集』 中公文庫*98
ウラジーミル・ナボコフ/若島正訳『ロリータ』 新潮文庫*99
井上ひさし『映画をたずねて 井上ひさし対談集』 ちくま文庫*100
中井英夫『月蝕領映画館』 創元ライブラリ*101
プーシキン/池田健太郎訳『オネーギン』 岩波文庫*102
柴田宵曲『明治の話題』 ちくま学芸文庫*103
2007
横光利一『欧洲紀行』 講談社文芸文庫*104
石川淳/菅野昭正編『石川淳短篇小説選』 ちくま文庫*105
ホルクハイマー、アドルノ/徳永恂訳 『啓蒙の弁証法』 岩波文庫*106
中公文庫編集部編『日本の歴史 別巻 対談・総索引』 中公文庫*107
加能作次郎『世の中へ/乳の匂い』 講談社文芸文庫*108
色川武大『寄席放浪記』 河出文庫*109
吉田豪『男気万字固め』 幻冬舎文庫*110
モーム/行方昭夫訳『サミング・アップ』 岩波文庫*111
朝倉喬司『涙の射殺魔・永山則夫事件』 新風舎文庫*112
戸板康二『團十郎切腹事件』 創元推理文庫*113
ヴァルター・ベンヤミン/浅井健二郎編訳『ベンヤミン・コレクション4 批評の瞬間』 ちくま学芸文庫*114
中山康樹『リッスン』 講談社文庫*115
ジョン・クラカワー/佐宗鈴夫訳『荒野へ』 集英社文庫*116
丸谷才一編著『ロンドンで本を読む』 知恵の森文庫*117
泉麻人『青春の東京地図』 ちくま文庫*118
車谷長吉『贋世捨人』 文春文庫*119
笠智衆『小津安二郎先生の思い出』 朝日文庫*120
荒木経惟『写真への旅』 光文社文庫*121
五人づれ『五足の靴』 岩波文庫*122
ソーントン・ワイルダー/鳴海四郎訳『わが町』 ハヤカワ演劇文庫*123
吉行淳之介『懐かしい人たち』 ちくま文庫*124
江藤淳『アメリカと私』 講談社文芸文庫*125
野口冨士男『私のなかの東京』 岩波現代文庫*126
デイヴィッド・ガーネット/安藤貞雄訳『狐になった奥様』 岩波文庫*127
マルコム・グラッドウェル/高橋啓訳『急に売れ始めるにはワケがある』 ソフトバンク文庫*128
大佛次郎『終戦日記』 文春文庫*129
開高健『日本人の遊び場』 光文社文庫*130
ル・コルビュジエ/生田勉・樋口清訳『伽藍が白かったとき』 岩波文庫*131
竹内洋『大学という病』 中公文庫*132
富士正晴『贋・久坂葉子伝』 講談社文芸文庫*133
坂口謹一郎『日本の酒』 岩波文庫*134
吉本隆明・宇田川悟『吉本隆明「食」を語る』 朝日文庫*135
渡辺和博『キン・コン・ガン!』 文春文庫PLUS*136
竹中労『無頼の点鬼簿』 ちくま文庫*137
梶山季之『ルポ戦後縦断』 岩波現代文庫*138
長谷川如是閑・石橋湛山・小汀利得・小林勇『私の履歴書──反骨の言論人』 日経ビジネス人文庫*139
阿佐田哲也/結城信孝編『天和をつくれ』 小学館文庫*140
大村彦次郎『文壇うたかた物語』 ちくま文庫*141
岡本綺堂/千葉俊二編『岡本綺堂随筆集』 岩波文庫*142
黒川鍾信『神楽坂ホン書き旅館』 新潮文庫*143
田中小実昌『新編かぶりつき人生』 河出文庫*144
野村麻里編『作家の別腹』 知恵の森文庫*145
本田靖春『我、拗ね者として生涯を閉ず』上下 講談社文庫*146
森銑三『明治人物閑話』 中公文庫*147
竹熊健太郎『箆棒な人々』 河出文庫*148
2008
舟橋聖一『相撲記』 講談社文芸文庫*149
杉森久英『大政翼賛会前後』 ちくま文庫*150
岩本素白『東海道品川宿』 ウェッジ文庫*151
鶴見俊輔『期待と回想』 朝日文庫*152
菊池寛『半自叙伝/無名作家の日記 他四篇』 岩波文庫*153
村松友視『文士の酒 編集者の酒』 ランダムハウス講談社文庫*154
吉田健一『吉田健一対談集成』 講談社文芸文庫*155
ジェイムズ・ジョイス/米本義孝訳『ダブリンの人びと』 ちくま文庫*156
海野弘『東京風景史の人々』 中公文庫*157
赤瀬川原平・東海林さだお『老化で遊ぼう』 新潮文庫*158
中島隆信『大相撲の経済学』 ちくま文庫*159
トクヴィル/松本礼二訳『アメリカのデモクラシー 第二巻(上)』 岩波文庫*160
森銑三/小出昌洋編『風俗往来』 中公文庫*161
四方田犬彦『ハイスクール1968』 新潮文庫*162
土門拳/酒井忠康編『風貌/私の美学 土門拳エッセイ選』 講談社文芸文庫*163
高田渡『バーボン・ストリート・ブルース』 ちくま文庫*164
戸板康二『思い出す顔 戸板康ニメモワール選』 講談社文芸文庫*165
インタビュー大須賀瑞夫『田中清玄自伝』 ちくま文庫*166
ルー・テーズ/流智美訳『鉄人ルー・テーズ自伝』 講談社+α文庫*167
木田元『木田元の最終講義』 角川ソフィア文庫*168
吉村昭『わたしの普段着』 新潮文庫*169
和田芳恵『ひとつの文壇史』 講談社文芸文庫*170
横木安良夫『横木安良夫流スナップショット』枻 文庫*171
別冊宝島編集部編『戦後ジャーナリズム事件史』 宝島SUGOI文庫*172
小林信彦『紳士同盟』 扶桑社文庫*173
阿久悠『なぜか売れなかったぼくの愛しい歌』 河出文庫*174
豊下楢彦『昭和天皇・マッカーサー会見』 岩波現代文庫*175
広瀬正『マイナス・ゼロ』 集英社文庫*176
北岡伸一『自民党 政権党の38年』 中公文庫*177
小島政二郎『長篇小説 芥川龍之介』 講談社文芸文庫*178
山城新伍『おこりんぼ さびしんぼ』 廣済堂文庫*179
金子光晴『世界見世物づくし』 中公文庫*180
カート・ヴォネガット/朝倉久志訳『死よりも悪い運命』 ハヤカワ文庫*181
矢野誠一『戸板康二の歳月』 ちくま文庫*182
西條八十『女妖記』 中公文庫*183
川島令三『〈図解〉日本三大都市 幻の鉄道計画』 講談社+α文庫*184
澁澤龍彥『澁澤龍彥書評集成』 河出文庫*185
内堀弘『ボン書店の幻』 ちくま文庫*186
八木福次郎『新編 古本屋の手帖』 平凡社ライブラリー*187
堀田善衞『上海にて』 集英社文庫*188
兵本達吉『日本共産党の戦後秘史』 新潮文庫*189
村山槐多/酒井忠康編『槐多の歌へる 村山槐多詩文集』 講談社文芸文庫*190
ヴァールブルク/三島憲一訳『蛇儀礼』 岩波文庫*191
神林広恵『噂の女』 幻冬舎アウトロー文庫*192
野田昌宏『レモン月夜の宇宙船』 創元SF文庫*193
2009
浅見淵/藤田三男編『浅見淵随筆集 新編 燈火頬杖』 ウェッジ文庫*194
秋山徳蔵『舌 天皇の料理番が語る奇食珍味』 中公文庫*195
大村彦次郎『東京の文人たち』 ちくま文庫*196
つげ義春『つげ義春初期傑作短編集4 貸本編(下)』 講談社漫画文庫*197
フィツジェラルド/永山篤一訳『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 角川文庫*198
石原まこちん『撲殺! 青春レコード』 TOKYO FM出版*199
山本周五郎『小説の効用/青べか日記』 知恵の森文庫*200
あとがき*201
*201:「二〇〇九年四月二十二日」
(29)人声天語
2003年(平成十五年)
- 万引きとビジネス*1
- 嫌大権(KENKENKEN)*2
- 「ネット心中」に未来はあるか*3
- 大人の時間と子供の時間*4
- 夏の季語としての「戦争」のイメージ*5
- それは飲酒運転ではなくアル中運転だ*6
- 「少額の畑泥棒」の謎*7
2004年(平成十六年)
- 個人商店の政党*8
- 気分はもう戦争*9
- 日本共産党が「当面」とはいえ、天皇制を「容認」だって!*10
- 元町・中華街駅開業初日の乗降客は十四万人!*11
- 私人か、公人か、『週刊文春』出版差し止め問題*12
- 三十年に一人の逸材*13
- 「年金問題」と「年金未払い問題」*14
- メメント・モリ(死を忘れるな)*15
- 青山ブックセンターの閉店にはショックを受けた*16
- 金メダルの重み*17
- 視聴率が九・八パーセント*18
- ニートな若者たちに告ぐ*19
2005年(平成十七年)
- 〝新資料発見〟*20
- ジェンキンス氏*21
- 「洞窟オジさん」のこと*22
- 個人情報保護の壁*23
- ネット時代の「正確」な知識について*24
- 記録と記憶と準記憶──歴史を知る*25
- 民営化*26
- 「なつかし」さの喪失*27
- 空席と季節感*28
- 洋書屋消滅*29
- 「時代閉塞の現状」*30
- 天災の多い年*31
2006年(平成十八年)
- 手書き原稿作家のユウウツ*32
- シングルモルトのブーム*33
- コツコツした仕事*34
- 早稲田大学での五年間の授業を終えて*35
- みすず書房賞讃*36
- 「心の闇」で判断停止*37
- 給食費*38
- 鈴香容疑者と彩香ちゃん*39
- 富田メモ*40
- 早実戦*41
- 美しい感受性のバトンリレー*42
- 神話時代の終わりの「景気回復」*43
2007年(平成十九年)
- 密度の薄い死*44
- カレンダー心*45
- いわゆる「納豆ダイエット」問題について*46
- 徳田秋声の作家魂*47
- 幻の本*48
- サヨウナラ三信ビル*49
- 電話のベルが鳴る*50
- ほどほどの味の良さ*51
- 相撲のおかげ*52
- 朝青龍問題について知っておくべきこと*53
- 安倍晋三の世代*54
- 海外旅行離れしていく若者たち*55
2008年(平成二十年)
*1:「文藝春秋」2003年(平成十五年)6月号、「川崎の新古本屋万引き事件について」を改題
*2:「文藝春秋」2003年(平成十五年)7月号、「嫌犬権を主張する」を改題
*4:「文藝春秋」2003年(平成十五年)9月号、「事件が起きたのは夜七時過ぎのことだった」を改題
*7:「文藝春秋」2003年(平成十五年)12月号、「「少額の畑泥棒」が新聞記事にならなくなる時」を改題
*8:「文藝春秋」2004年(平成十六年)1月号、「この間の選挙でなぜ私は社民党に投票してしまったのか」を改題
*12:「文藝春秋」2004年(平成十六年)5月号、「『週刊文春』三月二十五日号事件について思うこと」を改題
*13:「文藝春秋」2004年(平成十六年)6月号、「池内恵という専門家がいることのありがたさ」を改題
*14:「文藝春秋」2004年(平成十六年)7月号、「いわゆる「年金問題」について私の思うところ」を改題
*17:「文藝春秋」2004年(平成十六年)10月号、「アテネオリンピック雑感」を改題
*18:「文藝春秋」2004年(平成十六年)11月号、「スト明けの首位攻防戦の視聴率が九・八パーセント」を改題
*20:「文藝春秋」2005年(平成十七年)1月号、「最近の新聞の文学的〝新発見〟記事は少しおかしくないか」を改題
*21:「文藝春秋」2005年(平成十七年)2月号、「ジェンキンス氏は、「北朝鮮」の人から「日本」の人になった」を改題
*25:「文藝春秋」2005年(平成十七年)6月号、「真に歴史を知るためには準記憶者が必要だ」を改題
*26:「文藝春秋」2005年(平成十七年)7月号、「かつて私たちは国鉄の民営化(JR化)を支持したはずだ」を改題
*27:「文藝春秋」2005年(平成十七年)8月号、「十年前の夏に私は『靖国』のプロローグを執筆していた」を改題
*28:「文藝春秋」2005年(平成十七年)9月号、「もしプロ野球と大相撲のテレビ中継がなくなったなら」を改題
*29:「文藝春秋」2005年(平成十七年)10月号、「街の洋書屋がすべて消滅したのちに」を改題
*30:「文藝春秋」2005年(平成十七年)11月号、「若者が小泉自民党を支持する「時代の閉塞」」を改題
*31:「文藝春秋」2005年(平成十七年)12月号、「今年は不気味に天災の多い年だった」を改題
*33:「文藝春秋」2006年(平成十八年)2月号、「シングルモルトのブームについて思うこと」を改題
*34:「文藝春秋」2006年(平成十八年)3月号、「コツコツした仕事とは何か」を改題
*36:「文藝春秋」2006年(平成十八年)5月号、「新たな勉学者が増えるこの時期、私は、みすず書房を賞讃したい」を改題
*37:「文藝春秋」2006年(平成十八年)6月号、「「心の闇」の本当の意味を教えてあげよう」を改題
*38:「文藝春秋」2006年(平成十八年)7月号、「学校の給食費袋の復活を私は提言する」を改題
*39:「文藝春秋」2006年(平成十八年)8月号、「鈴香容疑者の過去を熱心に知りたがる人たち」を改題
*40:「文藝春秋」2006年(平成十八年)9月号、「昭和天皇の「発言」に私は失望した」を改題
*41:「文藝春秋」2006年(平成十八年)10月号、「私も甲子園の早実戦を熱心に見てしまった」を改題
*44:「文藝春秋」2007年(平成十九年)1月号、「子供たちが簡単に死んで行く中である天文雑誌が休刊した」を改題
*45:「文藝春秋」2007年(平成十九年)2月号、「カレンダーが輝いていたころ」を改題
*47:「文藝春秋」2007年(平成十九年)4月号、「あらためて『徳田秋声全集』の完結を祝う」を改題
*48:「文藝春秋」2007年(平成十九年)5月号、「博文館についての幻の本のこと」を改題
*50:「文藝春秋」2007年(平成十九年)7月号、「私がメールも居留守も使わないわけ」を改題
*51:「文藝春秋」2007年(平成十九年)8月号、「最近のデパ地下のリニュアルブームについて思うこと」を改題
*52:「文藝春秋」2007年(平成十九年)9月号、「奇数月に私の仕事のペースが落ちるわけ」を改題
*54:「文藝春秋」2007年(平成十九年)11月号、「私は安倍晋三を嗤えない」を改題
*56:「文藝春秋」2008年(平成二十年)1月号、「大阪で起きた入院患者捨て去り事件について」を改題
*57:「文藝春秋」2008年(平成二十年)2月号、「最近の深夜のタクシー問題について」を改題
*58:「文藝春秋」2008年(平成二十年)3月号、「大きな空気を読んだエビちゃんは見事だった」を改題
*59:「文藝春秋」2008年(平成二十年)4月号、「時津風部屋問題について思うこと」を改題
*60:「文藝春秋」2008年(平成二十年)5月号、「『日本やくざ伝 総長への道』を見て思ったこと」を改題
*61:「文藝春秋」2008年(平成二十年)6月号、「「大阪名物くいだおれ」より「レストラン聚楽台」の閉店の方が寂しい」を改題
*63:「文藝春秋」2008年(平成二十年)8月号、「秋葉原通り魔事件に思うこと」を改題
*64:「文藝春秋」2008年(平成二十年)9月号、「地下鉄副都心線の開通によって私の動線が変わった」を改題
(28)東京
*1:『クイック・ジャパン』五十二号(二〇〇四年一月)
*2:『クイック・ジャパン』五十三号(二〇〇四年三月)
*3:『クイック・ジャパン』五十四号(二〇〇四年五月)
*4:『クイック・ジャパン』五十五号(二〇〇四年七月)
*5:『クイック・ジャパン』五十六号(二〇〇四年九月)
*6:『クイック・ジャパン』五十七号(二〇〇四年十一月)
*7:『クイック・ジャパン』五十八号(二〇〇五年一月)
*8:『クイック・ジャパン』五十九号(二〇〇五年三月)
*9:『クイック・ジャパン』六十号(二〇〇五年六月)
*10:『クイック・ジャパン』六十一号(二〇〇五年八月)
*11:『クイック・ジャパン』六十二号(二〇〇五年十月)
*12:『クイック・ジャパン』六十三号(二〇〇五年十二月)
*13:『クイック・ジャパン』六十四号(二〇〇六年二月)
*14:『クイック・ジャパン』六十五号(二〇〇六年三月)
*15:『クイック・ジャパン』六十六号(二〇〇六年五月)
*16:『クイック・ジャパン』六十七号(二〇〇六年八月)
*17:『クイック・ジャパン』六十八号(二〇〇六年十月)
*18:『クイック・ジャパン』六十九号(二〇〇六年十二月)
*19:『クイック・ジャパン』七十号(二〇〇七年二月)
*20:『クイック・ジャパン』七十一号(二〇〇七年四月)
*21:『クイック・ジャパン』七十二号(二〇〇七年六月)
*22:書き下ろし
*23:書き下ろし
*24:書き下ろし
*25:録り下ろし
時評家・宮崎哲弥の明日はどっちだ!ニュースジャッジ
『WEEKLYプレイボーイ』掲載
- 01(06.05.08-15)/小沢氏が変わるべきは〝政治的ヒッキー〟からの脱却!
- 02(06.06.05)/次期総裁選は、「小泉流ぶっ壊し」の総仕上げだ!
- 03(06.07.03)/村上逮捕は、小泉政権の「構造改革=秩序破壊」政策へのリベンジだ!
- 04(06.07.10)/「テポドン2」以前に、日本にはずっとミサイルが向けられている!
- 05(06.07.17)/信用なき「日銀総裁」は即刻、辞職しろ!
- 06(06.07.24)/「ドライ」じゃない! 家族関係が「密」だからこそ、事件が起こるんだ!
- 07(06.07.31)/今こそ国際社会は一致して、牙を剥く凶犬国家・北朝鮮に「しつけ」の鉄槌を下せ!
- 08(06.08.07)/米国産牛には「BSE感染の可能性があり、健康を害する恐れがあります」という注意書きが必要だ!
- 09(06.08.14)/ゼロ金利解除で、平均株価2万円は絶望的。日銀の暴走が世界をダメにする!?
- 10(06.08.21-28)/「富田メモ」スクープの裏面を暴く!! 福田氏不出馬の真相と、靖国神社に迫る危機!
- 11(06.09.04)/小泉首相8・15靖国神社参拝! ドイツと日本の戦後61年を斬る!
- 12(06.09.11)/君は国のために戦うか? 国のために死ねるか? 「愛国心」をめぐる大誤解を解く!
- 13(06.09.18)/坂東眞砂子氏の「子猫殺し」騒動を斬る! 妊娠中絶を容認している人々に、非難する資格はあるのか?
- 14(06.09.25)/プライバシーと表現の自由、どっちが重い? この答えで、あなたの「民度」わかります!!
- 15(06.10.09)/「9・11陰謀説」が新たなテロを誘発する!! 「意図せざる帰結」の先を読み、不安の時代を生き抜け!
- 16(06.10.16)/公立小学校崩壊という現実。「教育再生」が目玉の安倍新政権は凶暴小学生にどう立ち向かうか!?
- 17(06.10.23)/「世間の声」重視で、なにが悪い! 死刑の基準を根源的に考える。
- 18(06.10.30)/北朝鮮、ついに核実験強行!! 「次」にくるのは日本核武装なのか!? そのリアリティを問う!!
- 19(06.11.06)/「反対のための反対」ばかり! 旧社会党みたいになっちゃった小沢民主党よ。これでいいの?
- 20(06.11.13)/臓器移植と代理出産。「お金」で解決できることもある。クールで合理的な「生命倫理」を目指せ!
- 21(06.11.20)/最近、ニュースでよく見る「
広 汎 性発達障害」ってなに? 「病名」のひとり歩きに異議あり!- 22(06.11.27)/教育という枠組、学校の壁を超えることなくして「教育再生」は無理! 大人の覚悟が問われている
- 23(06.12.04)/核保有論議の是非をしつこく問う! 批判派はなにを守ろうとしているのか?
- 24(06.12.11)/その報道の科学的根拠を問う。シンドラー社、少年犯罪、いじめ自殺···
- 25(06.12.18)/「復党問題」は大きな分水嶺か。安倍政権の漂流するリアリズム!
- 26(06.12.25)/道路「族」特定財源をめぐってダッチロール! 安倍首相の決断を
阻 むジレンマとはなにか?- 27(07.01.01-08)/にわかに盛り上がりを見せる「18歳成人論」! でも、本当の成年は30~35歳ぐらいでは?
- 28(07.01.15-22)/オウムの再来を
促 す? 自殺を誘発する? 転生を説く「スピリチュアル」の危険性- 29(07.01.29)/「男と女のあいだには······」一体なにがある? セックスとジェンダーをめぐる議論の行方
- 30(07.02.05)/国家による禁煙推進策は新たなファシズムか? 朝日新聞社説とナチ・スローガンの共通性!
- 31(07.02.12)/安倍政権に冷水を浴びせた「そのまんま東ショック」。どうなる「天下分け目の戦い」!
- 32(07.02.19)/「無罪推定」だけど、どんどんパクるイギリス。慎重にパクるけど「有罪推定」の日本
- 33(07.02.26)/景気が回復しているのにデフレ!? その元凶はやっぱり「格差」なのだ!
- 34(07.03.05)/「あるある」ねつ造とNHK番組改変判決! 満身
創 痍 の巨人、テレビに明日はあるか?- 35(07.03.12)/放火200件、
強 姦 40件! まさに空前絶後の凶悪犯が死刑にならないのはなぜ?- 36(07.03.19)/このままでは安倍政権は「逃げ切り」モードに入る。どうする? 崖っぷちの民主党よ!
- 37(07.03.26)/「赤ちゃんポスト」のどこが悪い? 「子捨て」の倫理が暴く日本の無倫理
- 38(07.04.02)/憲法改正国民投票法の早期成立は当然。「護憲」派は否決運動で国民投票に臨め!
- 39(07.04.09)/「拉致も核も」! 日本の意思を6ヵ国協議出席拒否で内外に示せ!
- 40(07.04.16)/心神喪失者はどうして無罪になるのか? まだまだある被害者泣き寝入りの悪法!
- 41(07.04.23)/刑事司法制度の考えを根底から変える「被害者参加制度」導入へ! この変化の潮流を止めるな!
- 42(07.04.30)/水は字が読めて言葉がわかる!? 静かに広がるニセ科学がついに学校に!
- 43(07.05.07-14)/銃器と人権。暴力と政治。日米で鳴り響いた銃声が脅かす「常識」
- 44(07.05.21)/地球温暖化問題の「真実の不都合」。まず頭からクールダウンしよう!
- 45(07.05.28)/離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子!? 民法は時代錯誤か?
- 46(07.06.04)/靖国「
真 榊 」奉納をめぐる情報戦!曖 昧 戦略の真の目的とは何か!?- 47(07.06.11)/母親殺害、生首持参で自首··· 事件報道にみる「専門家」のコメントを斬りまくる!
- 48(07.06.18)/光市母子殺害事件弁護団の迷夢! 「心の闇」幻想の果てにくるもの
- 49(07.06.25)/年金支給漏れに、松岡大臣自殺··· 安倍政権が抱える深遠なる「闇」!
- 50(07.07.02)/「サンダーバード号強姦事件」の真相! 事実に迫ったのはマスコミか、ネットか?
- 51(07.07.09)/お寒い国のスパイの実態! 情報保全隊、公安調査庁······ いったい、なにやってるの??
- 52(07.07.16)/タレント候補者乱立のからくり! 参議院比例区って一体なんなんや!
- 53(07.07.23)/久間防衛相「しょうがない」発言で大激震! いまこそ日本人の原爆観を打ち立てよ!!
- 54(07.07.30)/「久間発言」はもうひとつ別の「戦後」からの船出、真の「美しい国」への第一歩だ!
- 55(07.08.06)/日本の医療は崩壊寸前! 選挙で問え、医療費、医者不足、医療過誤問題!!
- 56(07.08.13)/「
拉 致 敗戦」という不吉な予告!! 対北朝鮮政策が日米間のトゲになる日はくるのか?- 57(07.08.20-27)/「天下分け目」の参院選で自民、公明が歴史的敗北! そして政治停滞の季節が訪れる!?
- 58(07.09.03)/小沢・シーファー〝ガチンコ〟会談はこう読め! 退路を断った小沢一郎の戦いぶりは面白いぞ!!
- 59(07.09.10)/小池VS守屋「仁義なき戦い」の裏。それを尻目に「日本外し」進行中!
- 60(07.09.17)/安倍改造内閣発足!! 「お友達」から麻生中軸へのパワーシフトは成功するか?
- 61(07.10.01)/どうする、常習的性犯罪者!! 「GPS監視」と「薬物去勢」が決め手となるか?
- 62(07.10.08)/総裁選で露呈した「古い自民党」と「新しい自民党」の相克。新政権の明日はどっちだ??
- 63(07.10.15)/死刑執行のオートマティック化を提言する法務大臣! その問題提起を拡大すべし!!
- 64(07.10.29)/「洞爺湖サミット」にダメ出し! 科学を歪める政治を斬る!! アル・ゴアの隠された前歴も暴露!
- 65(07.11.05)/これでいいのか、「政治とカネ」!? 総理総裁、最大野党代表の足下から吹き出た「金銭疑惑」にもっと怒れ!
- 66(07.11.12)/ラスト・ジャッジメント!! 世界は宗教をベースとしている。日本は仏教的思考の可能性を探れ!