2013-03-13から1日間の記事一覧

⑰『1968年』

絓秀実『1968年』(筑摩書房〔ちくま新書623〕、二〇〇六年一〇月一〇日第一刷発行)装幀者 間村俊一 まえがき 第一章 先進国の同時多発的現象1 現代は六八年に規定された時代である それが提起した課題 TVが世界に発信する「豊かさのなかの革命」 石原慎太…

③『複製の廃墟』

絓秀実『複製の廃墟』(福武書店、一九八六年五月一〇日第一刷印刷/一九八六年五月一五日第一刷発行)装丁 菊地信義 三島由紀夫論 死刑囚の不死*1 複製技術時代のナルシス*2 大岡昇平論 言葉という影へ*3 母という歴史*4 中村光夫論 リアリズムの廃墟*5 極…

山口健二の「太宰治」

山口健二『戦後革命無宿 聞き書き*山口健二という生き方』(私家版,2000年)の「2 一高から京大へ」から(pp.9-10)。 それでたまたまだけど、太宰治がぜんぜん有名じゃなかったころ、まだ戦争中で、とにかく本屋行っても新刊書なんてあまり出ていなくて、…