2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊誌メモ

『週刊新潮』3月6日号「福田和也の闘う時評」/「立川談志と「内弟子」」 立川談幸『談志狂時代―落語家談幸七番勝負』(うなぎ書房)の書評。 『週刊文春』3月6日号「文庫本を狙え!」/ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの人びと』(ちくま文庫) 『週刊文春…

週刊誌メモ

『SPA!』3月4日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」/「ほとんどホラー映画の世界!?靖国神社で明治の戦争画を観る」

『ニッポンの知識人』

絓秀実 高澤秀次 宮崎哲弥『ニッポンの知識人』(KKベストセラーズ、1999年2月5日初版第1刷発行)【編集企画協力】高木真明【執筆協力】鹿嶋海馬 見崎鉄 比賀始 池田雄一 酒井隆史装幀◆福島源之助+芳賀沼直子 はじめに 闘争の開幕に寄せて(宮崎哲弥) 第1…

シラー作「人質」

小栗孝則譯『新編シラー詩抄』(改造文庫、昭和十二年七月十六日印刷/昭和十二年七月二十日發行) 人質 譚詩 暴君ディオニスのところにメロスは短劍をふところにして忍びよつた警吏は彼を捕縛した「この短劍でなにをするつもりか? 言へ!」險惡な顔をして…

週刊誌メモ

『週刊新潮』2月28日号「福田和也の闘う時評」/「辛口の詩人・北村太郎」 北村太郎『光が射してくる―未刊行詩とエッセイ1946-1992』(港の人)の書評。 福田は頼まれなくても毎年その年の小説・評論・学術書のベストを考えるという。小説においては一昨年が…

週刊誌メモ

『SPA!』2月26日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」/「貧しい人たちが手で包んで、5割引でペイする食品の異常さ」 坪内が子供の頃の家の近くの米屋の店員はカルロス・ザ・ジャッカルに似ていたらしい。

週刊誌メモ

『週刊新潮』2月21日号「福田和也の闘う時評」/「野心的な『昭和天皇』」 原武史『昭和天皇』(岩波新書)の書評。著者による、天皇は生者ではなく死者の世界に属する、という論争的な提議。 『週刊文春』2月21日号「文庫本を狙え!」/村松友視『文士の酒 …

雑誌メモ

『文藝春秋』3月号「人声天語」(58)/「大きな空気を読んだエビちゃんは見事だった」 昨年末の第49回輝く!日本レコード大賞において、ボスザル堺正章の支配する「小さな空気」に抗った蛯原友里を賞賛。 『SPA!』2月19日号「文壇アウトローズの世相放談…

週刊誌メモ

『週刊新潮』2月14日号「福田和也の闘う時評」/「『ラスト、コーション』の政治と性」 イーのモデルは1950年に日本に亡命した胡蘭成であり、日本浪漫派と関係が深かったらしく、鳴滝の保田與重郎邸たる身余堂には胡の作品が掲げられているという。 なお、映…

週刊誌メモ

『週刊ポスト』2月15日号「この人に訊け!」/坪内祐三「いまだに彼を"知らない"日本人のための最高の入門書」―浦沢直樹、和久井光司『ディランを語ろう』(小学館) ディラン入門書として最高だって。 『SPA!』2月12日号「文壇アウトローズの世相放談「…

⑫『大衆教育社会批判序説』

絓秀実『大衆教育社会批判序説』(秀明出版会〔発言者双書4〕、平成10年11月3日初版第1刷印刷/平成10年11月15日初版第1刷発行)装丁 芦澤泰偉 第一章 大衆教育社会と大学・短大・専門学校 Ⅰ 教育の大衆化と大学*1 敵役としての大学 対抗的教育者 ジャーナリ…

④『世紀末レッスン』

絓秀実『世紀末レッスン』(発行・パロル舎/発売・風濤社、1987年10月14日 第一刷発行)装丁+コラージュ◉谷本浩(Melz) (第1章) ファシズム・レトロ・ポストモダン*1 (第2章) 三浦和義 ある「スキャンダル」の構造*2 冒険家=革命家と資本主義の精神*3 グ…

①『花田清輝 砂のペルソナ』

絓秀実『花田清輝 砂のペルソナ』(講談社、一九八二年二月一〇日第一刷発行)装帳/辰巳四郎 「カバー・表紙・扉絵は、レオナルド=ダ=ヴィンチのデッサンと、花田清輝肖像(撮影・野上透)の合成による。」 第一章 鏡に映らない文字*1 アレゴリーの廃棄 愚…